家庭内塾の秘密兵器。

家庭内塾の秘密兵器。

小5の長女は塾に行きたくないと言うので(塾がどんなところかも知らずにですが…)、塾はお金もかかるし、週5で水泳をしてる長女は塾はいいかなと思っているのだけど

かと言って学校の勉強だけでは不安なのでZ会をやらせている。昔はこどもチャレンジをやっていたけれど、こどもチャレンジは学校の内容と重複している箇所が多く、学校の勉強をしっかりやる意味ではよいかもしれないが、勉強のバラエティに欠ける気がして、長女は4年生からZ会をやっている。

基本的には長女に自分で計画を立てさせて自分で決めた計画にそってなるべく毎日Z会の問題を解いてもらっているが、最近、Z会をあまりやりたがらないし、ちゃんとできているのかも疑問だったので中身を見てみたら、やはり、丸つけをちゃんとしてなかったりと、かなり中途半端な状態だったので

長女が苦手とする国語だけをまずはわたしがサポートしてみようかと思い立ち、7月号の国語の課題をわたしも解いてみたりして、長女にレクチャーを試みているのだが

今まで何度も、わたしが長女に勉強を教える時にキレる、という事態が発生しており、長女も気が進まないし、わたしもどうしたもんかと考えていて

わたしが「なんか優しい声になるツール、ないかなぁ」と呟いたら、旦那さんがこのマイクを持ってきた。

これは、コロナ禍でステイホームしているときに、家でカラオケをしてみようということでコストコで買ったマイクなのだけど、そういえば、このマイクには、男性、女性、子どもの3パターンに自分の声を替えられる機能がついている。

それで、女性の声にしてみたらどうか、というのである。

正直、もっと優しくて柔らかい声にできたらいいのになと思いつつも、家にあるマイクの利便性の高さは否定のしようがないので、とりあえずこのマイクの女性の声で長女のZ会の問題の解説を試みてみることになった。

わたしはそもそも女性なので、マイクで女性の声に変換すると、すごい甲高い声になってしまうのだが、やってみると、意外にいい。

わたしもいつもと違う自分になって塾の講師になった気分になるし、長女はマイクの声が面白くて笑ってるし、いつもの殺伐としたわたしの指導が、心機一転、どこかの塾の面白い講師の講義みたいになった。

こりゃーありです。

長女も、マイクの声を通してなら、わたしの解説を少しは怒らずに聞いてくれる。

いやー、これは、家庭内塾をするときの秘密兵器になるかもしれない。

家庭内塾というほど教えるつもりはありませんが、マイクで声を変えれば子どもが話を聞いてくれるのだったら、もうちょっとマイクありでZ会の問題を見てあげようかなという気にもなるもんで。

何より、Z会の国語の文章、けっこう面白いので、この夏は長女のZ会の国語に付き合ってみるのはどうかと思ったり、続くのか心配だったりです。

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