悩ましき春休み

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3月最終週は、元々は2日仕事Dayにしていたのだが、次女の保育園の契約時間を使い切ってしまったため保育園はなしとなり、そうなるとどっちにしろ仕事はできないので、長女は予約していた預かり保育(幼稚園は春休み)をキャンセルして、1週間長女と次女と過ごすことに相成った。つまりは、実質1週間の子どもたちとの春休みである。

子どもと過ごす1日は、充実したものになるかならないかは、その日のプランに大きく依存する。プランニングに失敗すると、子どもたちの機嫌が悪くなり、結果的に自分もかなり憂鬱な時間を過ごすことになる。

春休み第1日目は、長女と水族館に行こう!と話していたのだが、朝のニュースで雷の危険性があるとか言い始めた関係で、予定が立たなくなり、そういえば午後3時からは長女の英語サークルがあったのも思い出して、朝からずっと家で過ごした。

悪天候による、不測の家待機時間は、子どもと過ごす場合なかなか悩ましい。子どもも家だと遊びのネタに尽きるので、食べ物を要求されたり、泣かれたりする。肥満児にならないように気を遣っている母としては、オヤツを延々とあげるわけにもいかない、それを断ると泣かれる、頑張って子どもの楽しめることを考える…辛い…のスパイラルである。

だいたい、わたしはそういうスパイラルに陥ったときは、長女はパソコンでYouTubeを見ている間に、少し次女のお昼寝を理由に寝る。そして、一時的な現実逃避をした上で、そんな自分に自己嫌悪する、という流れだ。

そうして自己嫌悪したあとは、気分も体調も優れない。なぜ春休みなんかあるんだろう、という不毛な疑問すら浮かんできていた。

そこからの復活劇は、午後3時からの英語サークルにはじまる。天気が微妙だったので、車で送り迎えをし、長女がサークル活動をしている間に次女を車に乗せて、クリーニング、図書館、と用事を済ませて、また長女を迎えに行った。

しかし、憂鬱な時間が長いことによる優れない体調のため、運転も優れない。慣れない道を走ると事故りそうな気がして怖かった。なんとなくヤバイ気がしたので、長女には、サークル後に連れて行くと予定していた遊び場について「ごめん、今日は体調悪いから無理。先生の話聞かないで靴下脱いで悪い子だから、お母さん疲れるからやっぱり家に帰る」と、いささか理不尽な理由で家に帰ろうとした。

しかし、サークルの送り迎え、クリーニング、図書館、と済ませたい用事を済ませた達成感から少し元気が出てきているのも事実であり、それに加えて慣れている道を走らせると、またいつもの元気な自分を取り戻しているのを感じ、長女に「やっぱり!遊び場に行こう!!」と言うと、ガッカリしていた長女は喜んで、「うん!くつしたも ちゃんと これから はきます!」と元気よく返事をした。

そうして、遊び場で長女と次女を思う存分遊ばせて、フードコートで夕飯食べて。帰り道も安全運転でマンションまで運転し、駐車場から自分の家に帰るまでの経路は、自分にとっても子どもにとっても、いつもの道。真っ直ぐ家に向かってお尻を振ってお姉ちゃんのあとをテコテコ走る次女の後ろ姿がとっても可愛かった。

そんな春休み第1日目。