悩ましい翻訳

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いやはや、このブログは、心を打ち解けたい実際のお友達にはリンクを教えているけれど、基本的にはあくまで匿名のブログであり、自分の気持ちを自由に表現するところだという位置づけなのだが、ウェブの世界ってどんどん狭くなっているような気がしてしまう。なぜだろう。たぶん、他の翻訳者のブログの著者がどんどん実際にネット上で繋がっている様子を見るにつけ、ブログという場は、「こっそり本音を書く場」ではなく、「公に意思を表明する場」なのかなという気がしてきたからなのかもしれない。。

それでも、できれば、わたしは、このブログで表現の自由を貫きたい。悪いことは書かないつもりではあるが、ちょっとした本音を書ける場にはしたいのだ。というのも、昨日は「10分間の言い訳」という投稿を書いたが、なぜか、わたしの翻訳者としての姿勢に問題があるのが公になったような気がしたのだ。言い訳…それはみっともない負け惜しみだ。プロの翻訳者としてあるべき姿ではない姿を公開してしまったのではないかという若干の懸念を感じたのだ。いや、このブログは匿名ブログなのだけど。

それにしても、今日も翻訳会社からの依頼がなかったので、とあるXML関連の仕様書の翻訳を粛々と進めたのだが、しかし、なんと理解が難しい原文であろうか。一度理解したような気になって訳したものの指摘事項を読んで、一度理解したような気になった箇所の訂正をするのに、またさらに理解するための頭を働かせなければならない。そのうえ、理解が深まったと思うと、前の自分の訳文が稚拙に思えてきて、修正しようと思うのだが、よい訳文がなかなか定まらない。

いや、もしかしたら、本来、翻訳というのは、こういう悩ましい時間を経て訳文を作り上げていくものなのかもしれない。いや、でも、悩ましくない翻訳だってあるぞ。そうか、これが、翻訳の難易度というものなのか。そうなのか。

いや、しかし、難しい。1年以上もこの翻訳に携わっているのに、まだ理解できていないことがこんなにあるとは、自分でも思わなんだ。原文を読んで、訳文を読んで、頭の中で理解した技術のイメージを原文と訳文と照らし合わせて…また技術をイメージし直して…また読んで…より明確なイメージを頭の中で展開して訳文を見直して…の繰り返しで、頭が回らなくなってきてる。

でも、そろそろこの第2フェーズも終わらせないと先に進めないし、なんとかゴールにたどり着くように頑張らないと。ゴールが見えにくくなっている気がするのは気のせいか。追えば追うほど、遠く感じるのは、気のせいか。

がんばれ。自分。がんばるんだ。

おう!!!!

P.S. 今日は長女のスイミングスクールの間に次女と公園に行きました。遊具で遊んだり、地面にお絵かきしたり。わたしが地面に絵を書こうとすると、次女は「あんぱん!あんぱん!あんぱん!」と言い続けてて、次女の頭の中にはアンパンマンしかないみたいでした。そんなわけで、わたしはアンパンマンの絵をいっぱい描いてあげました。アンパンマンなら、わたしも描ける。むしろ、それしか、それなりには描けないかも。