スティーブ・ジョブズ氏に哀悼の意を。

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スティーブ・ジョブズという人物の名前がわたしの記憶に残り始めたのは、なんとも遅い、スティーブ・ジョブズ氏がアップル社を辞任したときでした。スティーブ・ジョブズ氏がアップル社を辞任したとき、スティーブ・ジョブズの言葉が twitter などで紹介されていて、それをさらっと読んでいて、いい言葉があったいくつかあったので、「今度もうちょっと余裕ができたときにちゃんとジョブズさんの言葉を聞いてみたいな〜」などと思っていました。

そんな風に思っていたのも束の間、先日スティーブ・ジョブズ氏が死去したとのニュースが流れ、多くの人に衝撃が走っていました。この時点では、わたしはスティーブ・ジョブズ氏がどのような人なのか、ほぼ知らず、ネット上で紹介されているジョブズ氏の言葉を断片的に知っている程度でした。しかし、いつかきちんとジョブズ氏の言葉を聞いてみたいと思っていたので、足は自然と本屋さんに向かっておりました。

本屋さんでジョブズ氏の本ってないのかな〜と思いながら探していたところ、やはり、ジョブズ氏の死去にあたってコーナーが設けられており、早速わたしはそのコーナーの本を色々手に取ってみました。できれば、ジョブズ氏の言葉に触れたかったので、ジョブズ氏の書いた本があればベターだったのですが、そこに並んでいる本は全てジョブズ氏の言葉や生き方を他の人が紹介した本でした。求めている本はない…しかし、ジョブズ氏がどんな人なのか、どんな言葉を発して生きてきた人なのか気になる…というわけで、ぱらぱらめくってなんとなくジョブズ氏の言葉を多く収録してそう、もしくは内容が面白そうな本を2冊買いました。

そのうちのひとつが「スティーブ・ジョブズ 神の策略」っていう本です。

今日はこの本を読んでみての感想をちょこっとブログに載せようと思ったんですが、前置きが長くなってしまいました。

今までスティーブ・ジョブズ氏がどんな人だったのか全然知らなかったのですが、この本を読むことでなんとなく分かってきました。ジョブズ氏はアップルで成功を収めたからこそ、今これほどまでに賞賛されていますが、性格的には賛否両論に分かれる人物だったようです。とても情熱的で激しい気性の人だったんですね。そして、アップルに、コンピュータに、ハードウェアに、愛があった方だということも分かりました。

今、多くの人が使っているマイクロソフト社の Windows OS も、このスティーブ・ジョブズという人のコンピュータへの愛があったからこそ産まれた OS だった…といったら言い過ぎですが、確実に Windows への影響も与えていました。今まで、Windows と Mac は敵対こそすれ、関係があるものとは知りませんでした。MacなくしてWindows なしだったんですね(知っている人からすれば当たり前の話だとは思うんですが)。

この本を読んで特に心に残ったのは「イノベーションは技術だけではなく、ビジネスモデルにも必要だ」みたいことを言っている部分でした。つまり、ウォークマンや Windows OS や iPhone のように爆発的な成功を収めるものというのは、技術革新だけではなく、革新的なビジネスモデルが必要だ!というような内容です。言い換えると「その製品のアイディアが他のものとは違って人々の心に新しい革命を起こすもの」っていえばいいんでしょうか。

人は技術革新に感動するのではなく、技術によってできるようになった何かに感動する。

そこにビジネスとしての成功があるような気がした、ってことですかね。いくら技術技術といっていても、成功はしない。技術の先にあるもの、それを見なければ人々の心には届かない。

けれども、忘れてはいけないのはその成功の裏には技術への愛があるってこと。愛って見えにくいし、人々の心に届くまでには時間がかかるので、忘れがちだけど…

ふーむ。そんなことを考えました、って話。

今使っている Mac Book Air も、スティーブ・ジョブズ氏がいなければ産まれなかった製品なのでしょう。スティーブ・ジョブズ氏は、デザインには常にこだわりを持っていたと言います。そして、ハードウェアが好きだったとも。持ち運びに便利なデザイン性の高い薄型パソコンを探していたわたしにとって、Mac Book Air は素晴らしい製品でした。

以前、Mac Book Air を衝動買い。というブログを書きましたが、このときのわたしもスティーブ・ジョブズ氏がいなかったらなかったんですよね。ジョブズ氏によって、一体どれだけの人の人生がより楽しいものになったのかと考えると、ジョブズ氏の功績は計り知れないものがあるなぁと思いました。

ありがとう、スティーブ・ジョブズ氏。

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とここまで読書感想文的なブログを書いてみて、自分ってブログ、好きだよねぇ…どんだけ書いてんねん…って思いました(旦那さまにも「長いね、そんだけ思うことがあるんだね、すごいね」って褒められ?ました。笑)。ではまた