子どもが本気になる瞬間

子どもが本気になる瞬間

これは我が家の長女の場合ですが、水泳で自己記録を出したいような大会や測定会で長女がうまく自己ベストを出せるのは、「遊び」を楽しんだあとな気がしています。

特に、昔遊んで楽しかった記憶があるものをやると、小さな頃の楽しい気持ちも思い出すし、遊び自体も楽しくて気持ちがリラックスできるのではないかと。

この三連休の最後には水泳の測定会があったので、中日はクッキー作りをやり、最終日の測定会の前は近所のショッピングセンター内にある子ども向け遊び場とゲームセンターで遊びました。

遊び場の方は、赤ちゃんから12歳までが対象ということで小5の長女はギリギリ大丈夫だったので小2の次女と一緒に入ったのですが、2人とも30分もしたら飽きてしまいましたので、そこで使う予定だった予算をゲームセンターのUFOキャッチャーに回すことにしました。

結果として、最後予算よりも数百円多めに払うことになってしまいましたが、最後の最後で取りたかったキーホルダーがダブルで取れるという奇跡も起き、なんとかUFOキャッチャーで楽しい良い思い出を作ることができました。

奇跡的に2つ一緒に取れたキーホルダーは長女と次女のお揃いになり、長女はこのキーホルダーを幸運のキーホルダーとして水泳バックに入れていきました。

なんでも、泳ぐ前に、キーホルダーに目標を達成できますように、とお願い事をして測定会に臨んだそう。

そして、全力を出し切って泳いだという話を聞いて、母はついに長女が「本気を出す」という瞬間を見た気がしてとても嬉しかった。

長女はいつも「わたしはこんなに頑張ってる」という話は私によくしていて、私も長女は本当によく頑張っているとは思うのですが、ただ、何か物足りなさを感じていました。

本気でやる時って、自分が頑張ってるかどうかなんて人に主張したりしない。

ただ、いい記録を出したいから、力を出し切る。

そのシンプルな境地に、長女が達したような気がして、母は嬉しいのであります。

その日の測定会は長女の自己ベスト更新がいくつか出たので、うまく緊張をほぐして本番に臨めたのではないかと思います。

目標を達成する長女の姿を見て、プールサイドで何度も涙が出てしまった母であります。

子どもたちが小さな頃好きだったボールプール
体を動かせる遊びが長女にはよさそう
巨大UFOキャッチャーにワクワクする次女
お寿司キーホルダーがどうしても取りたくて。
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