頭内戦略会議

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次女が抱っこ紐で寝ている。長女はiPadで何かを見ようとしているところだ。駅弁ももう食べた。次女が可愛い寝顔をわたしに向けて鼻息をわたしに優しく吹きかけてくれているうちがチャンスだ。頭内戦略会議の時間である。

朝は家族みんなでお風呂を入っている時に、わたしの最良の相棒、旦那さまと戦略会議を行なった。そこでの議題を元に、さらなる議論を頭の中で行うのである。

議題は、今年はどういう方向性で活動するかである。この1月中旬に長女は4歳、次女も1歳半になる。一昔前よりも、少し余裕が出てきたので、さらに子育て業も翻訳業もやりたいことがある。

そうして、色々思いを巡らせると、昔は馬鹿馬鹿しいと感じていたことが、人間の根本に関わることであり、それを疎かに考えることは、やはり何かが間違っていると感じ始める自分に気づく。

具体的には、富や名声である。富や名声、それは、それに埋もれてしまっては元も子もないものかもしれないが、人間が活動した結果得る勲章みたいなものと考えればよく、それを忌み嫌うのもどうなんだという気がしてくる32歳、2児の母。

それを得ることによって、人間が壊れるようであれば、それを得るに及ばない人間であったということであろうが、本物の富や名声を求めることは、きっと悪いことではない。

富と名声…それは、きっと、人間の生きた証を残したいという願望の現れなのである。

…、というところまで書いてみて、何か違う気もしてきた。富と名声、それは結果であり、目的ではないのではないか。

生きる目的は何か。なぜ人は生きるのか、なぜわたしは今この道を歩んでいるのか、わたしが行きたいところはどこなのか。そこにはどうやって行けばいいのか。生きている限り、その答えを探しながら生きたい。

そんなことを考えながら、新幹線に揺られてiPhone片手に生きる道を探りはじめる、2016年1月3日14時15分。昨年からの積み残しの仕事も通信教育も幼稚園の宿題もある。

ひとつずつを着実に終わらせて、前に進むべし。どうやって、どっちの方向に進むかの、頭内戦略会議はまだまだ続く(次女が起きるまで)。