新しいもの好き。・・・なのか?

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結局のところ、これなのかもしれない。「新しいもの好き」。別にIT業界じゃなくてもよかったのかもしれない。IT業界だって、いつ成長し尽くして、動きが止まるか分からない。今は、まだまだ新しいものが多く生み出されているけれど、100年後は、どうなっているか、分からない。もしかしたら、あって当たり前のインフラになっていて、今ほどの盛り上がりは100年後には見られないかもしれない。

IT業界…と一言でくくってしまうのは、もしかするとものすごくアバウトな言い方なのかもしれない。IT業界、IT業界って世の中で騒がれているものの実態は、なんなのか。

IT業界は、実態がつかみにくい業界だと思う。

それもこれも、コンピュータという産物でのデータという情報の構造がものすごく見えにくいからなんじゃないかと思う。

例えば、自転車が壊れたら、わたしたちは壊れた場所を目で確認することができる。

けれど、コンピュータが壊れた場合、多くの場合は、一見してどこが壊れたのか分からない。

コンピュータの中は、迷路だ。

無数の人のアイディアが絡み合った迷路だ。

その迷路を、ひとつずつクリアしていくと、壊れている部分が見えてくる。

しかも、その見えているものさえ、本当は実態ではない。

つまりは、コンピュータの中にあるデータ自体が本当に壊れて破損した場合って言うのは少ないし、データの実態さえも、ミクロの世界であって、人間の目に物理的に見ることはできない。

だから、人間は、データのミクロの世界を視覚化することを考え、それを追跡することを可能にする技術も開発している。

ああ、なぜなんだ。このIT業界に惹かれるのは。

新しいもの好き。

なんじゃないかって、はじめは思って書き始めたけど、実際こうやって思いや考えをツレツレを並べてみて、やっぱり分からなくなった。新しいから好きなのか?いや、難しいから好きなのか?奥が深いから好きなのか?わからん。ただ、技術の奥深さを知るにつれ、過去の技術を進歩させてきた人に驚きと尊敬の念を覚え、その世界に少しでも近づいてみたい、そんな風に思うのは、止められない衝動なのだ。