寝坊

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今日は寝坊した。起きたら7時半過ぎ。お弁当作ってない状態。そして、長女がポタポタ鼻血を出したので、長女をゆっくり休ませつつ、お弁当を作って、幼稚園バスはキャンセルして、朝ごはん食べて、長女と次女を車で幼稚園と保育園に送ってきた帰り。

今日も翻訳の仕事をこれからやる。昨日は、「年収1000万円の夢」とかいう話をブログに書いたけど、そんな浮かれた話をしてるから(実際にそんなに稼いでるわけでもないんですが)、寝坊したんだろうか。いや、違う。昨日は、とある方にお願いしていた英訳の翻訳チェックの途中経過が返ってきて、夜にその翻訳チェックを読ませて頂いて、非常に勉強になり、かつ、自分の英語のニュアンス的なところの力不足や、文法的な甘さがある箇所を確認することができて、非常に有意義であったし、自分の足りない箇所やこれから力をつけて行きたい箇所が明確になった気がした。そんなわけで寝坊の原因、夜にアドレナリンが出てしまって寝れなかったためだろう。

ところで、昨日はFacebookでシェアされている記事の中で心に響いた記事があった。北野武さんの言葉を紹介した記事。現代の若者が「夢をおいかけろ」と大人から刷り込まれている状況について疑問を呈しているという内容だとわたしは理解した。しかも、大人が追いかけろという夢は、結局は金かよ、もっと大切なことがあるんじゃないかという内容(記事の内容は読む人によって、受け取り方が違うと思うので、これはあくまでわたしの受け取り方であることに注意)。

『年収1000万の夢』という題名でブログを書いた身としては、耳が痛い話であった。年収1000万円の夢なんて、ちょっと武さんの言葉を借りれば、「ミもフタもない」。なんとなく、感じていた「年収1000万円の夢」の不安定さっていうのは、結局、そういうことなのかな。

ただ、わたしが翻訳をやっているのには、昨日書いた理由とは別の理由もある。会社時代にほんの少しかじらせてもらったITが面白かった。面白さを人に伝えるのは難しいと思った。その面白さを伝えられる翻訳者になりたいと思った。そういう理由。

わたしのブログは文章が長い。それは、単に文章を書くのが好きだからである。昔は、よくマイブックという白紙の単行本に日記を書いていたものだった。そして、それに熱心にペンを走らせる姿を見て、弟は言ったものだ。「おねえちゃん、それ、仕事にしたら?」と。

わたしは、単に自分の考えたことや感じたことを文章にするのは好きなだけで、仕事に結びつけるつもりはなかった。学生時代は、自分は将来何になるんだろうと思っていた。大学時代は遊び呆けてしまったが、高校までは勉強も真面目にやっていた。真面目にやっていたのは、勉強が面白いと感じていたからだ(それ以外の恋愛とかは、苦手だったのもある)。特に、頭を使う、考える系の勉強はとても面白くて、将来は、何か自分が頭を使って世の中に役に立てることができたらいいのかなと思っていた。

それなりに、真剣に勉強もしていたし、相当の努力もしたし、単なる学校の評価ではあったが評価もされていたので、大学卒業して就職した頃の自分には、「自分はできる!!何か大きなことやってやるぞ!!」という気持ちがあった。今思えば、「大きなことって何?」って感じではあるし、結局は、勉強系人間で、人間力が少ないという問題もあったので、社会の荒波にもまれにもまれたのだが。とにかく、あの頃は、何かそんな若気の至りのような勢いがあった。

会社での仕事は、想像以上に面白く、机上の空論の勉強よりも、もっともっと面白かった。世の中には、頭を使うことがいっぱいで刺激的だった。ただ、わたしは、人間関係のストレスに弱いという問題もあり、これだけ「頭を使う系で世の中の役に立つぞ!」という意気込みを持って生きてきたにも関わらず、子どもが生まれたあとの自分の世の中でのあり方については、まったく未知でもあり、専業主婦の母には子どもが生まれたら仕事は辞めたほうがいい、というような話も聞いていたので、会社での相当のストレスフルな状況に耐えられなかったのも相まって、わたしは迷うことなく会社を辞めてしまった。

そして、現在のIT翻訳者に至る。

わたしはなぜここにいるのだろうか。単純に、なんとなく、そこまで自分が描いてきた夢と遠からずのところにはいると思う。少なくとも、自分が向かいたい先が見える道を歩んでいると思う。間違いなく、それはお金ではない。もう、年収1000万円の夢のことは忘れよう。そもそも、自分の会社でのうまくいかない原因の腹いせに出てきたような年収1000万円の夢は忘れて然るべきだ。それよりも、もっと、自分が目指したいものに、真っ直ぐ進むこと、そして、今の生活を大切にすること、そういうことなんだろう。

ここまできて唐突だけど、今日の長女のお弁当。寝坊したけど、そぼろは作りました。ミッキーとミニーの海苔は、最後にはシワシワになってクルクル巻かれちゃてました。ご飯が冷めてから載せたほうがいいのかも。


さ、翻訳の仕事、します。