好きものの上手なれ

NO IMAGE


突然ですが、今年はもう少し翻訳に溺れてみようかなぁなんて思うことがあるんですよ。つまりね、もう少し、自分の「好き」を追いかけてみようかなと。誤解を恐れずに言うと、今わたしがやっている翻訳の仕事を好きかどうかで聞かれると、どういうわけだか「好きです!」と言い切れないところがあるんです(もちろん、好きな部類の仕事もあるのですが)。

なぜ言い切れないのかよく分からないけど、きっと理由の一つには「金儲けのためにやってる翻訳」という側面があるからなんじゃないかなと。採算度外視で翻訳というものに向き合うことが少ないのかなと思う時があるんですよね。

SEの頃の尊敬する人は、みな、何よりもコンピュータやシステムが好きだった。好きこそものの上手なれじゃないけど、好きだからこそ知識も多いし、知見も広いし、話に重みがあった。

やっぱり、さらなる高みを目指して翻訳をするなら、結局のところ、お金がどうこうなんて忘れて、翻訳することが好きで好きで仕方がない状況まで行かないと、何かの壁を越えられない気がするんです。

だから、今年はもう少し自分の好きな分野の本を読んだり、好きな分野の翻訳に挑戦したり、そういうことに費やす時間を増やそうかなと。そんな風に、アメリアの月刊誌を読んで思ったりしてます。