翻訳の世界の門出に立ち。
20代最後のTOEICテストが終わった。先日の投稿にも書いたが、これでわたしの英語人生にも一区切りがついた気がする。思えば、TOEICで900点以上の高得点を取りたいと夢見た高校時代から、勉強より遊びの大学時代、仕事に熱中した会社時代、再度英語を勉強し始めた主婦&フリーランス&ママ時代、それぞれの時代で常にTOEICの高得点を取りたいと思ってきたが、なんとなく、たぶん、今回も900点越えはできてない気はする。
でも、今日のTOEICは、たぶん、20代での最高得点が出たんじゃないかと密かに期待もしたりしている。というのも、今までのTOEICテストの中で、1番リスニングが聞き取れたし、リーディングテストも1番解けた。願わくば、せめて800点は越えていてほしいものだ。翻訳会社のトライアルの条件にも、TOEICのテストの点数は800点以上、という条件があるところもけっこうあるし、何よりも、その条件である800点を越えないと、翻訳チェッカー&翻訳をやってます!と、どうも自信を持って言えない気もしている。
よく、TOEICは翻訳のスキルとは関係ないと聞くが、今回、TOEICのための勉強して、たしかに、あんまり関係ないなと思った。TOEICは、多くの問題がビジネスシーンにおける会話やドキュメントを即座に理解する力が求められるが、翻訳に必要なのは、原文を理解するまで根気強く調査し、理解した内容をより自然な日本語にする力だ。
ただ、TOEICの点数が翻訳力に関係ないというのは、言い換えると「TOEICで高得点を取ったからといって質のいい翻訳ができるわけではない」ということであって、決して、「TOEICの点数が低くても翻訳ができる」ということではないだろう。TOEICで必要とされる「英語を即座に理解する力」というのは、いわば、翻訳をするための基礎力になると言える。基礎力がなく、いちいち原文の文法や語彙の意味を調べているようじゃ、翻訳のスピードは上がらないどころか、「原文を深く理解し、巧みな訳文を紡ぎ出す」という作業まで行き着かないと思われる。
そういう意味で、TOEICの点数が高いことは、英語の基礎力が高いことを証明することになり、それがトライアルを受ける最低条件になることも、それなりに意味があることなのだろうと思う。
ちなみに、わたしが翻訳の勉強をはじめた2011年11月はTOEICの点数は735点だった(ブログ上では初告白)。それから、妊娠•育児中に翻訳の通信講座を2つ受け、妊娠中に行った翻訳祭で見つけた翻訳会社から翻訳周り(翻訳の誤字脱字や、仕様を守れているか、表現や誤訳などのチェック、用語集の作成など)のお仕事を在宅でもらえるようになったのが、2012年10月。はじめて翻訳トライアルに合格して、翻訳のお仕事をもらえるようになったのが、今年の2013年8月。
ここまでの流れを振り返ってみるに、やはり、翻訳会社から翻訳周りの仕事をもらえることになったのは、わたしの中ではかなり大きい収穫だった。やはり、実践に勝るものはない。実際に翻訳された文書に触れることができるのは、翻訳世界の師匠の無言の授業を受けているようなものだった。
あとは、出産後の育児期間中にはじめたSkype英会話も、わたしにとっては大きかった。英語での海外経験がないわたしにとって、英語を使って会話をする機会が得られるというのは、とても重要なことだった。Skype英会話の先生とは、日々の小さな出来事から、とても感情的な出来事まで、色々話した。ときに、涙したり、笑ったり。やはり、言語は、誰かと考えや感情を共有できたと感じるときが、勉強してよかったと思えるときだろうと思う。
…
はじめのTOEICの話から、自分の英語人生の振り返りのようになり、話が散漫になってきましたが…
結論。
『TOEIC700点代からの翻訳の世界を目指すことは、不可能なことではありません。』
…とはいっても、わたしの翻訳は、「翻訳家」と呼ばれる文芸翻訳などからは、なんだかんだいって一線を画するであろう、産業翻訳の中でも、さらにITという分野に特化したかなり狭い領域での活動だし、そもそもSEとしての経験が6年弱あった上なので、単純にそうとは言い切れないとは思いますが…。。
しかし、とりもあえずは、少なくとも、わたしは現時点で翻訳の世界の入り口には立つことができた、と言っても過言ではないぞと、自分を励ましております。
Anyway, 20代、迷いながらも、色々なことに奮闘してきた成果、ここにあり。
新しい30代の英語人生が始まります。
Let’s get started again〜!
いやしかし、今回のTOEICの点数、いくつなんだろ。これだけ偉そうに書いて、また700点代だったりして…。結果が今から気になります。
さて、最後はこの週末にとある公園で撮った秋桜の写真。ちょうど咲き始めでした。いつも、満開か、満開を過ぎた頃の秋桜を見ることが多かったけど、たまには咲き始めの秋桜もいいね。まさに、わたしの翻訳人生も、この秋桜のように咲き始めてます……なんつって。
ふぅ…、夜中に目が覚めて、ベッドから携帯で思いのままに綴って for a while、いつものごとくめちゃ長い投稿でした。
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