忘年会帰りに。

『ブログ読んでますよ』というと、その方はすっと乾杯の手を引いた。そう、うちの会社では社内ブログという仕組みがあり、ある承認を受ければみんなが自由にブログという形で情報発信を出来るのだ。
ただ不思議なことに、ブログというのは情報発信という意味では非常に有効なツールだか、コミュニケーションという意味では、若干首をかしげたくなるようなところもある。
ブログに発信するのは、あくまで個人の考えや感じ方を発信して、読んだ人の心に響くか否かということ以上のものは、あまり期待出来ないのかもしれない。
人と人のコミュニケーションというのは、もう直接会って接することでしか生まれ得ないことで、ブログでコミュニケーションが促進されるって思っていたとしたら、それ自体が間違いなんじゃないか。
世の中が新しい技術によって、どんなに新しいことが生まれても、大切なことに必要なことは、結局変わらないのかもしれない。
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