ESTPが人の話を聞かない理由

人の話を聞かないとはよく言われていて、どうそれを直したらいいのか、あれこれ分析してはその理由がわかった気になっていたわたしですが、最近、自分がESTPタイプであることを認識した上で働いている心理機能を意識してみることで、その原因が新たに言語化されたように思います。
その原因は、「自分が考えた正しさとは異なる意見が出た時に論破しようとしてしまうから」かなぁと。
さらに言うと、「自分の信じる正しさ、つまりは、価値観が自分だけのものであることに気づいていないから、価値観が否定されたような感覚になり、気持ちが高ぶり、論破の姿勢になるから」。
ESTPは論理的に考えるTiは得意な方なので、特に自分の価値観に触れない客観的な議論の時には論理的に考えることができます。
ただ、自分の価値観を感じるFi機能が弱いため、自分と異なるFi機能に触れた時に、自分のFi機能も揺らいでしまい、それを揺れないように頑張ろうとするから、論破したくなってしまうという構造が見えて来たように思います。
自分の価値観をしっかり持ち、それに気づいている人は、自分とは違う価値観の人の話も、自分の価値観とは別物として落ち着いて聞くことができる。
でも、ESTPは、自分の価値観をしっかり見つめていないことがあり、その価値観に触れる話を聞くと、心が揺れてしまうことに気づかず、自分の価値観をなんとか存在させ、証明したくなってしまうのかなと。
かつ、それが、Se機能によって、反射的に外に出てしまうために、相手からは、「人の話を聞かずに、自分の主張ばかりする」印象を与えてしまうのかなと。
だから、自分の価値観をしっかり自分で見つめてそれを自分で感じること。自分の軸を揺らさないこと。
そうすることで、相手の話も、素直に受け入れられるのではないかと思うのです。
ともすると、すぐに反応してしまいたくなるのがSe機能を持つESTP。
だからこそ、「まずは、人の話を聞く(心の中で自分の価値観もしっかり感じる)」が必要だなと。
そんなわけで、こんな貼り紙を家にしてみました。



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