お弁当作りの心

朝、眠い頭をどうにか起動させてベッドから起き上がる。最近のわたしはかなり機械的に起きる。義務なのだ。社会人一年目、早起きは仕事みたいなものなのだ。昨日は新入社員歓迎会だったので、お酒も入っていて頭の起動には時間がかかったが、毎日きちんと起動させている実績がものをいって、今日もきちんと起動した。

それからお弁当作りが始まる。時計を横目に見ながら、炊きたてご飯をボールに入れて冷まし、卵焼きを作って冷凍食品をチンして肉を切って冷凍食品のチンゲンサイと炒めて、おかずはお弁当に入れる前に冷ます。全部母の真似だ。

お弁当作りの心。それは端的に言って、女らしくなりたい心だ。仕事に情熱をかけ、お酒に強いだけでは、わたしの将来が心配だ。男に生まれたかったといくら願おうとも、わたしが女であるという事実は変えられない。

なんて。そんなに重く考えなくても、お弁当作りは単純に楽しいものなんだけどね。

女らしくなりたい。

その願いに対して、もっと正直に努力してもいいんじゃないか、そんな風に思う今日この頃です☆