ご先祖様

ご先祖様

自分の先祖がどんな人だったかなんて関係ないと思ってた。でも、昔、ライオンキングの映画を見た時に、父親が王だったことを思い出して自分にも王の意識が芽生えるというストーリーに、人間のルーツの奥深さを感じたことがある。

先祖がどんな人であろうと、親や親戚がどんな人であろうと、自分は自分だし関係ないという思考を持つことはある意味重要だとも思うし、変にそこに無意味なプライドを持つ必要は全くないと思うけれど、先祖代々受け継いできたものに誇りを持つことも悪いことではないのではと思う時がある。

ある意味、子どもに学問をしっかりやってほしいと願うのも、目先の学歴とかの話も少しはあるかもしれないけれど、むしろ、先祖代々受け継いできた学問の面白さや勤勉さを子どもにも受け継ぎたい、みたいな気持ちがあるように感じるようになった。

先祖代々、なんて言うと、どんな立派なご先祖様がいるのかと思うかもしれないけれど、きっと、どんな人でもご先祖様がいて、そこから何らかの影響を受けながら、自分の生きる意味を確かめながら生きているのではないだろうか。

そんなことを漠然と考えながら、子どもに何を残すべきなのか、何を受け継ぐべきなのか、そういうことを考えたりしている。

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