最近の機械翻訳は。
そうだ。水曜日は火曜にあった会議で受領した資料の翻訳をやったり、新しい会社の社内システムにやっとつながったりで、大忙しだったことを思い出した。
そう。最近の機械翻訳について。
いや、最近の機械翻訳の動向を語れるほど、色々な機械翻訳に触れたわけじゃないのだけど、フリーランスでIT翻訳者として機械翻訳のポストエディットの仕事をしてた身からすると、企業の中に入って機械翻訳を利用する機会に遭遇するにつれ、機械翻訳の実力が気にはなる。
企業の中に入ってみると、機械翻訳というのは便利ツールとして一般的に社内に公開されていることがわかる。内部でなんのツールを使っているのかはわからないが、社内の翻訳サービスページでドキュメントをアップロードすると英語化された資料が戻ってくる。
機械翻訳に大して期待はしていないが、かと言って、一から綴りを間違えずに英文を入力するよりも、下訳として機械的に英単語に変換してくれているほうが気持ち的にも楽なので、わたしは機械翻訳は大いに活用すべきだと考えているほうだが
それにしても、今回の会社でかけた機械翻訳の精度がなかなかよかったことに驚いている。
もちろん綺麗な英文になっているわけではないし、表現的にさすがにおかしい気がする…みたいなところはあるわけだけど、それでも、修飾関係はよく捉えているなと、わたしは感じた。
どのサービスのどの機能の話なのかって、機械翻訳にかけると訳わからなくなることがある印象だったけど、多くの場合、事実関係が比較的正確であったように思う。
特にIT系の翻訳は似通った表現が多いからこそ、機械翻訳が活きる領域ではあるのだろうが、それにしても、機械翻訳はなかなか進化している。
結局、最後に人間が読んで確認したり、タイトルをドキュメントの中で統一したりと、一手間二手間かけないとダメではあるし、本気翻訳するなら機械翻訳なんて使わない方がいいというのもわかるのだけど
次の週が打ち合わせで、とにかく早く情報を伝達して次に向けて準備をしなければならないというスピード感でやる場においては、機械翻訳は非常に有用であるし、
むしろ、これがないと無理っすね。
と思う次第。
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なっちさん、おはようございます。
使っているソフトは、DeepLだと思います。
こいつはgoogle翻訳より優秀です。
しかし、訳抜けが多いので、ちゃんとした訳文を生成する際は注意が
必要です。長文の大意が知りたい場合は、DeepLでも充分ですが。
使っているのは、DeepL Proだと思います。長いセンテンスは、無料版だと対処できないでしょう。
こんにちは。
偉そうに語れるほど強者ではありませんが、無料翻訳としてはちゅるりんさんの仰る通りDeepL は優秀ですよね。
データベースの持ち方が違いますからね。
でも私の環境では機械翻訳が多いのでロゼッタは必須です。
どちらにしても最も大切なのは、文法通りの適切な日本語が前提なのは致し方ないですよね。
機械技術屋さんって、主語を抜いたり自分達しか使っていない用語を平気で使用したりと、翻訳前提の文章なんて書いてくれない場合が殆どですから困ります。
その昔ホリエモンが翻訳ソフトの精度が上がれば語学なんて必要ないって力説してましたが、撤回したのが面白いです。
でも、技術の進歩には甘えるべきですよね^_^
DeepLはいいって、通訳翻訳やってるお友達も言ってましたー。DeepLも無料版だと対応できないんですねー。
今の会社で翻訳ツールを入れる話があり、DeepLが候補になってたので、ぜひ入れてもらえるようにわたしも言っていけたらと思います!
パッチングワーカーさんこんにちは!
DeepLはやはり優秀なんですね〜。データベースの持ち方が違うんですね?!お詳しいですね?!機械翻訳と言っても色々なものがありますよね。
ロゼッタというのもあるのですねー。
確かに、日本語自体が意味がわからなかったり文章構造がおかしかったりすると、訳文もおかしくなりますね。
技術の進歩に合わせて、使えるところとそうではないところを判断する力が必要だなと感じてます!
なっちさん、言葉足らずでごめんなさい。
機械系技術翻訳を機械翻訳と書いてしまいました。
ロゼッタは優秀ですがそれなりに課金されます。
最後は、訳文が正しいのか否かを見極める力は絶対必要ですよね。
取説で、伝われば良いなんてポリシーで訳文を載せていると商品自体の品質も疑われてしまいそうですから気が抜けません。
パッチングワーカーさん
機械系の技術翻訳に携われているんですね!取説は製品の一部なので、製品が良い製品であればあるほど美しい日本語にしておきたいですね。たまに、機械翻訳にかけただけみたいな中国製品の取説がある気がしますが、自分が携わる製品の翻訳なら、やはりそこはこだわっていきたいですね!