おばちゃんの心は無風なんです。

おばちゃんの心は無風なんです。

今日の夜、長女と算数の宿題のことで大喧嘩した。長女は「お母さんはわたしの気持ちなんてわからないでしょ!!!」と言っていたが、正直なところ、全くわからなかった。

いや、違う。わからないわけじゃない。ある意味、痛いくらいわかるはずであることも知りながら、もうおばちゃんになってしまって、その若い気持ちを思い出すのが億劫だったり、今更思い出す必要なんてないと思っていたりで、大喧嘩をしているにも関わらず、わたしの心は無風だったのだ。

ダメなものはダメ。

違うものは違う。

ただそれだけを伝えることしか頭になく、褒めて育てるとかは、いったん横に置いてしまっていた。

でも、長女が、大泣きして鼻水が詰まって苦しそうなくらいだったし、わたしも酷い言い方したのは間違いなく悪いという自覚もあったので、長女には、心から謝った。

いや、心が無風なのに、本当に心から謝れたのかは、わからない。

ただ、大泣きさせるほどのことをしてしまったことは、やはり謝らなければいけないという理性が働いたのだ。

しかし、感情のところは、結局、見て見ぬふりをすることが一番楽だし、感情に飲み込まれてしまうのも何か違うので、長女の感情まで思い遣ることがなかなかできないのだが

逆に、長女の感情まで思い遣りはじめたら、わたしまで悲しくなって、前に進むことができなくなるかもしれないとすら思う。

わたしも、母親からの重圧に耐えきれず、急に悲しさが襲ってきて前に進めなくなることが若い頃は何度もあったから。

だから、わたしは、どうしたら、いいんだろう。

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