最近のニュース～分かる分からない分かる分からない分かる分からない～

いけないなぁと思いつつ、なかなかニュースをじっくり見れないわたしであるが、それにしても怖い話が本当に多いように思う。人を殺すだとか、そういう事件が。

そんなニュースを、皆はどんな気持ちで見ているのだろう。『分かるなぁ…人間って、そうなりうる可能性を持つ怖い生き物だよなぁ…』というのと、『意味わからん。どうしてあんなことするんやろ。きっと自分とは違う生き物なんや。』というのと。

わたしはどちらかというと、前者の見方で事件を見たいと考えてしまう方だ。その理由のひとつとしては、テレビなど公の場では後者の意見を多く聞くという状況があるかもしれない。確かに人前で残虐な事件を『分かる分かる。この気持ち分かる』などと言ったら、いささか危ない人だと思われる可能性は否めなくなってしまう。そうすると、『分からないな～ヒドいな～自分とは違うな～』と言ったほうが無難ではある。

なんて言うと、本当は分かるのに分からないふりをしてるみたいだが、そういうことじゃない。

考え方の話だ。

最近のニュースのような怖い状況を見て、どう考えるか。という話。もし『分からん』で終わってしまったとしたら、それっきりだ。けれど、『分かる』ところまで考える。もちろん、人間ひとりひとり違うわけで、親しい親や友達でさえ最終的には『分からない違う生き物』と知らされるものであるから、テレビのニュースに出てくる人のことなんぞ、実際分かる由もないわけだけど、それでもわたしは『分かる』まで考えたいと思ってしまうのは、何故だろうか。