花束を頂いて。

花束を頂いて。

自分から別れを告げたはずなのに、花束をもらうと、なぜか、相手からの別れを告げられたような気がして、こんなに素敵な花束だから嬉しいのに、なぜか切なくて。

なんだか、人生がひとつ終わってしまったような気持ちなんだ。

きっとこんな素敵な花束を頂くのも、人生で最後なんだろう。

アシスタントというのは、相手のことをトコトン考える仕事だった。

自分の成果ではなく、相手を成果をトコトン考える仕事。

それは、自分の成果を出そうと躍起になっていたわたしにとっては、仕事に対する考え方のパラダイムシフトとでも言うべきことだったかもしれない。

反省も色々あるし、完璧ではなかったと思うけれど、アシスタント職をやってみて、よかったなと。

この花束に負けない仕事を次はしなければと思うと、これまた壮大な夢の再構築だなと感じている。

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