人間ドック。
わたしにとって人間ドックは憧れだった。フリーランスだった頃、会社というのはとんでもなく恵まれている環境だなと思ったことのひとつに人間ドックがある。フリーランスのときは、自腹なので、結局自分では受けなかった。
この度、めでたく正社員になった関係で、もれなく憧れの人間ドックを受ける権利がついてきたので、早速ありがたく人間ドックを受けさせて頂きました。
以前、乳がん健診で引っかかったことがあるので、マンモグラフィーもつけまして。
人間ドックの場所はいくつかの医療機関から選べたのだけど、日程と空きの関係で選べたのが偶然にも新入社員の頃の会社の本社があるビルの中の診療所でした。
懐かしの本社。わたしは正確には九段下あたりのオフィスが拠点ではあったけれど、本社はそれなりに懐かしさがあり、改めてわたしの仕事の原点を振り返る機会になりました。
肝心の人間ドックのほうは、スムーズに進んで予定よりもかなり早く終わりました。ありがたや。
健康あっての仕事であることは、フリーランスであろうが派遣社員であろうが正社員であろうが変わりませんが、人間ドックを自腹で受けるかどうかはその辺の雇用形態が関係してきますので、人間不公平と言ってしまっても過言ではないかと思います。
企業という大組織を一度離れてみたからこそ思うことは、人間は集団や組織に価値を感じるものであり、お金はそこに集まるのだなと。そういう意味でも、子どもたちには、集団や組織に強い人間になってもらいたいなと思う次第。
親としては、やはり、子どもたちが生活に困らないような未来に導きたいし、それには世の中の仕組みを親がある程度理解して語れる必要があり、決めるのは子どもであっても、情報提供は惜しまない姿勢が必要なのではないか。
人間ドックひとつをとっても、同じ働くのでも条件が異なってくるわけで、別に自分で払って受ければいいじゃんとは思うのだけれど、その条件の差異を受け入れるには、十分に強い意志を持って自分で自分の道を選ぶ必要があると思う。
どうも人間ドックの話からずれてしまうが、つまり言いたいことは、正社員になると人間ドックが会社の健康保険で受けられるというのは、相当有難いことなんだぞ、ということである。
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