大人の成長

幼稚園つながりで仲良くなったママがタイプLABというNPO法人を立ち上げていて、時々わたしはそこでインタビュー記事を書いている。
タイプLABでの活動のお話を伺って、記事にするわけなのだけど、これが、結構自分の中では大切な学びを得ている気がしている。
その学びの中で、最近心に残っているのは、大人の「成長」についてである。成長は子どもにはよく使う言葉だけど、大人にも成長は必要だ、というのだ。
なぜか、わたしは、成長という言葉が、あまり好きではない。なぜなら、「成長したねー」という言葉は、大人になって使うと、「昔は悪かったけど、良い子になったねー」という、昔は悪かったという意味合いが含まれる気がしてしまうからである。
しかし、それは、もしかすると、随分と被害妄想に近いものだったのかもしれないとも、一方で思ったりする。成長したねと言われて、「昔は悪かったってことか」と受け取ってしまうこと自体が、自分を卑下した結果かもしれないと思い始めたのである。
大人に「成長」は必要だろうか。
その問いを改めて自分に問いかけてみる。
そうすると、まだまだ出来ないことも多いわたしには、成長は必要なものだと思える。
しかしながら、「成長」という言葉をポジティブに受け止めるには、どうしたらいいだろうと考えた時、やはり、まずは「今の自分を認める」ところからはじまるのだろうなと。
その昔、わたしは常に今の自分に満足できず、がむしゃらに現実とは違う自分像を追い求めていたわけだけど、きっと、「今の自分を認める」ところから、本当の人間としての成長がはじまるのかもしれないな、などと思い始めている。


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