7月の涙

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木曜の夜、嬉しいことと悲しいことが重なった。嬉しさのほうが大きかったので、そのときは悲しみに気づかなかったけれど、あとからジワジワ悲しみが襲ってきて、金曜日は次女の前でせせり泣いた。長女は幸い預かり保育に行っていたので、久しぶりに次女とだけの楽しい時間を過ごそうと思ったのに、人間、気が緩むと、普段忘れようとしていた事柄が急に表面に出てきて、悲しみが暴走してしまうことがあるようだった。

金曜の夜は、家族で近所のお気に入りの中華を食べに行った。テーブル席もお座敷席もなかったので、カウンターで食べることにした。わたしは生ビールをジョッキで2杯飲んだ。この日は、いつも美味しい中華が、今まで以上に美味しくて、ビールを飲みながら、お料理に舌鼓をうちながら、密かに数滴涙を流して泣いた。

もう7月だ。やらなければならないことが溜まっている。でも、結局、頑張りすぎはよくないと6月に色々気合いを入れすぎてみて思った。ある程度、余裕を持ちながら仕事も家事も育児もやらないと、結果的に、家事育児の無力感に繋がってしまうように思った。

最近、夕飯を作るのが億劫すぎて、生きる気力が低下しているのを感じる。自分は、なんのために、生きているのか。そういうことを、少しでも考える余裕を持ちながら生きないと、どうも、生きる気力が低下する気がした。

そして、生きる気力が低下すると、悲しみに蓋をする能力も下がって、突然悲しみが溢れ出してくるみたいだ。

7月は、もう少し楽しみながら、毎日を過ごしたいと思う。