打開策

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2012年10月に翻訳関連の業務委託をはじめて在宅フリーランスになり、2013年8月に翻訳会社トライアルに合格してフリーランス翻訳者になり、在宅フリーランスをはじめて約3年1ヵ月、フリーランス翻訳者になって2年3ヵ月か。途中で、次女の出産があったことを考えると、実働期間としてはそこまで長くない。しかし、比較的短期間で、なかなか自分としては「いいところ」まできたような気がしている。その「いいところ」って何という感じですが、あるでしょ、なんとなく、「ここまで行きたいなぁ」と漠然と思っていること。

会社を辞めて、在宅フリーランスとして仕事をはじめてほどなく(なんとなく会社を辞めた時点でそういう問題が浮上するのではないかと自分でも予測はしていたのだが)、やはり閉塞感を感じていた。幾夜も、求人情報を検索しては、ここままでいいんだろうか、もっと他に子育てをしながらも成長できる仕事があるのではないかと、進むべき道を模索した。その間にも、自分と方向性が異なる翻訳関連仕事は辞め、なんとなく方向性が近い翻訳会社からの仕事は細々と受け、以前の会社の先輩つながりで来た顧客直接契約の翻訳案件も受け、自分が進むべき道を模索し続けた。

一度は、翻訳とは異なるIT教育関連の専門学校での職を求めたこともある。しかし、急に新しい業界に参入するには情熱が足りず、参入を取りやめた。そして、やはり、あと数年は在宅IT翻訳を続ける方向でやろうと思うも、何か感じていた閉塞感。

それが、先日のお客様との打ち合わせができたことで、ある程度打開された感がある。その理由を考えるに、ひとつは、お客様と近い仕事ができることがあるだろう。会社時代も思っていたのだが、自分がいるところから遠いところで受注した仕事が流れてきてやる仕事というのは、仕事の進め方においての自由度が低い。すでに色々なことが決まっていて、言われたことをそのままやるしかないことが多い。元々のお客様の要望はうっすらを感じることはできても、その要望と自分の要望を調整する余地などなく、何か不満があっても、そのままやるしかないのが現状となる。それが、お客様と直接話をして仕事が進められる環境が整うと、急に自由度があがり、自分も納得いく形で仕事を進めることができる。

ふたつめは、今回の新しい案件によって、新しい分野への挑戦ができることもある。IT分野の翻訳であることには変わりないのだが、今回は金融関係のシステムに使用されるデータ標準に関する文書である。以前の顧客直案件も金融関係の技術仕様書に関するもので、そこから派生した案件ではあるのだが、今度はより業務側に近い分野の文書である。こうやって、自分の仕事の範囲が広がっていくのを感じることができると、自分の仕事に未来を感じることができる気がする。まだまだ広がるかもしれない、という希望が湧いてくる感じだろうか。つまり、仕事をする上での気持ち的な自由度があがる。

そして、みっつめは、世界で活躍するお客様と直接話すことができたという単純な満足感である。打ち合わせでは、基本的には翻訳に関することを話すのだが、お客様の業務に関することも多少聞くことができる。そこに、さらに広がる世界の広さを感じることができ、世界で活躍する人たちの世界に自分も足を踏み入れられた気持ちになる。いや、少しは足を踏み入れているのだし。そして、これから、自分がそういう世界で活躍できる人間になろうというモチベーションにもつながったりもするのだ。みっつめは、ふたつめと似ているが、気持ち的なところではなく、実際に活躍する舞台が広がって自由度があがるということなのかもしれない。

そんなわけで、長年感じていた閉塞感が、打開されていくのを感じていますという話でした。打開策、それはどこに落ちているか分からないものですね。策を練ったからといって、それがすぐ実行できるわけでもない場合もある。策を練って実行したからといって、実際には打開されないこともある。かといって、策を練らずにも、策がどこからか湧き出てきて、急に視界が開けることもある。

視界が開けると、また力が湧いてきます。

諦めずに打開策を探し続けることかもしれない。

そんな風に思った、次女お迎えの20分前。

そうそう、先日の打ち合わせで、手帳を買いました。週間ごとにメモページがあって使いやすそうなのを選びました。せっかく買ったので、ここにその日に学んだ英語表現などをメモってみたりしています。


長女は、最近レゴブロックで色々なものを作ることができるようになってきました。レゴ同士を連結させて、レゴが外れにくくする構造も自分で考えたりしてて、わたしも長女の脳の発達に驚いたりしてます。

昨日のお弁当。エビかつが美味しかったそう。

今日のお弁当。寝坊したけど、オムライスだけは作って、あとは、切ったり解凍するだけで入れられるものを入れました。

次女は、最近、眉間にシワを寄せて何かを要求することが多くなってきました。その眉間にシワを寄せて何かを要求する顔が可愛かったり面白かったりしてます。保育園に着くと、まだまだ泣いていたのですが、今日は、ついに笑顔でお母さんにバイバイしてくれました。安心と寂しさを感じる母です。

さぁ、次女も保育園に慣れてきてくれたのであれば、ついに、フリーランス翻訳者としての仕事をより本腰入れてやっていこうかという気持ちにもなっています。しかし、仕事の確保はまだまだ課題ではあり、これからどうやって仕事を取っていくかは、じっくり検討しながら進みたいと思います。