夜景を見に行こう。

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夜景が見たくて、車を走らせる。車を走らせる。走らせる。彼氏が。その横でわたしは音楽を選んで流す。かっこいいあの曲だとか、乗りのいいあの曲だとか、自分の好きなあの曲だとか、相手が好きそうなこの曲だとか、夕暮れに似合いそうなジャズっぽいあの曲だとか。

車の中で音楽を聴くことが、好きだ。

車のスピード感と、音楽の高揚感は、合わさって相乗効果で、わたしの心を楽しくさせる。相手も同じだろうか。きっと同じはずだ。同じであってほしい。乗っているときは、そんなこと考えず、ただ楽しいのだけど。そうして日は暮れはじめ、目の前に広がるきれいな空と雲と山に心を奪われる。すかさず写真を撮る。それはもう、写真を撮らずにはいられない、きれいな景色を見たら。

綺麗な景色を写真に残してみるのも、好きだ。

そんな自分の中の「好き」を共有することができる人に会えたこと、そのことに今わたしは深く感謝する。ありがとう。これからもよろしく。

なんて、こんなところでこっそり言ってみたりして。