夏に向かう青さに満たされて

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久しぶりに手持ち案件がない夜だ。寝かしつけで寝ずに済んだし、これから通信教育をする。今回やっている英日ビジネスコース、まだテキスト1冊目だけれど、読み進めるごとに新たな発見がある。テキスト1の内容は、政治・経済の基本的な内容で、大学時代は政治学科にいたこともあり、いつぞややったことのある、ごく基本的な内容が多いので理解しやすいし(知らないこともあるが)、それを英語ではどう表現するのかも学ぶことができてよい。

今、わたしの仕事の大半である技術的な文書の翻訳(オンラインヘルプ、マニュアル、トレーニング資料、仕様書など)は技術的な正確性が求められることが多いのに対して、このビジネス分野の翻訳は技術的な内容ではないので、いかに正しい専門用語を使って原文の意図を損なわずに読みやすい文章に仕上げるかに重点が置かれており、大胆な訳出がされているので、勉強になる。

翻訳の基本(原文が意図することを伝える)は、どの分野でも変わらないと思うが、やはり文書の種類や目的に応じて、訳文での表現の自由度は変わってくるように思う。技術的な翻訳でももちろん自然な文章が求められるのは当然なのだが、技術を扱っている以上、そういう文書では「技術的に正しいこと」が一番重要だと思うのだ。

今勉強しているビジネス文書の翻訳は、技術的なことではないが故に、その「技術的に正しいこと」という制約がない分、自由だなぁと感じる。

そんなことを通信教育をやりながら考えています(まだはじまったばかりですが)。

それにしても、梅雨とは思えない暑さです。冬を越えた頃には寂しい感じだったベランダの植物たちが、夏に向かうごとに葉を青々と茂らせていく様子を見ては、なぜか心が満たされるのを感じたりしています。毎日毎日見ていると、植物たちの成長を感じることができるからかもしれません。

日々の小さな変化に喜びを感じながら、今日も頑張っています。

さぁ、通信教育やるぞ。