カフェで読書

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友達が仕事が終わるまでカフェで読書をして待っている。何を読んでいるって、前行ってた樋口一葉の『にごりえ』なんだけど、なかなか面白い。まずは言葉が難し過ぎて、読んでも分からないところが多いのだけど、とにかく勢いに任せて読んでいると「ん?これはこういうことかな??」とひっかかる所が出て来て、「てことはさっきのは…」と言って前に戻って読み返し、「ふむふむ、はいはい、あ~~高さんと力さんっていう人がいるわけね、うんうんそれでそれで」と言って、読み解いていくと、話が繋がってくる。繋がってきたらこっちのもので、ついには登場人物に感情移入まで出来そうになる。そうなの、登場人物に感情移入出来ると面白くなるよね、本って。

まだ30ページしか読んでないけど、一番心に残ってる言葉は『騒ぎぬきたい』という言葉。看板娘がお客様を迎えているときに言う台詞なんだけど、この言葉がすごく分かってしまう気がするのは、勝手な思い込みか。日常や過去に辛いと思う気持ちがあるほど、飲み会などのワイワイした場所では『騒ぎぬき』たくなる。なぜなのか。騒ぎぬくことは、楽しい。楽しければ、それだけでいい。他に一体何が必要なのか。そんな風に思うんだね~飲み会の場って。