それにしたって分かりにくいIT用語。

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はじめは、「DB」が何かも分からなかった。新人の頃。IT業界に入って、色々なカルチャーショックがあったことを思い出す。「DB」とは、「データベース」、つまり、「多くのデータを扱うベース」・・・いや、これでも分かりにくいな・・・、説明するの難しいな、データベース。

全ては、データである。

このパソコンで実現できることは、全てはデータである。

文字も、音も、画像も。

全ては、データ、つまり、「0」と「1」、つまり、情報の根源の「凹凸」に還元される。

それが、様々な用語に化けて、様々な概念が生まれるわけだけど、所詮それは「概念」であることになかなか気づけない。実態はただのデータなのに。概念を、あたかも実在するもののような名前で呼ぶから、なんか実在しているものを扱っているような気になってしまう。実在しているものとして理解しようとするから、よけい混乱する。

根本を辿れば、きちんと理解できるのに。

けれど、根本を辿るのも、また一苦労、一朝一夕で辿れるものでもなく。

新聞を読んでいて思った。IT業界にいない人は、それにしたって、IT業界の用語が分からないだろうなと。でも、結局、技術の細かいところなんて、技術屋が知っていればいいことで、結局その技術で「何ができるのか」ということが分かればいいんだろうけど。概念は、概念でしかないのだから、概念の積み重ねの、大きな概念さえ分かっていれば、技術を「利用する」側としては問題がないのかもしれない。

いや、何が言いたいのか、分からなくなってきた。

それにしたって、ああ、分かりにくい、IT用語。ああ、ほんと。