おばあちゃん

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今日はわたしの母方のおばあちゃんに会いに行った。従妹と従妹のご両親、弟、旦那さま、2人の娘たちと会いに行った。わたしと母の関係が現在進行形でずっとよくないために、なかなか会いに行けなかったのだが、タイミングよく会いに行けることになった。おばあちゃんに会うのは、わたしの結婚式に来てくれたとき以来である。

父方のおばあちゃんより、母方のおばあちゃんとの思い出のほうが多い。なんだかんだで、母方のおばあちゃんちに遊びに行くことが多かったからだろうか。1歳年下の従妹とおばあちゃんちの家やお庭で遊んだ記憶もある。ちょうど、わたしが長女の歳くらいの頃、よく従妹とおばあちゃんちで遊んでいたことがあるらしい。

従妹とは、大きくなってからも、たまにランチやお茶をしたりしていた。小さい頃に遊んだそんな記憶があるからか、こうやって大人になって大きくなってからも、一緒におばあちゃんに会いに行こうという話ができるというのは、ありがたいことである。わたしと弟と従妹でよく遊んでいたらしいが、やはり、大きくなってもそのメンバは集まりやすいらしい。

この日は、従妹のご両親も一緒で、みんなでおばあちゃんを囲んでごはんを食べた。わたしは、はじめは従妹や従妹のご両親とのおしゃべりを楽しみながら、次女にうどんを食べさせていたのだが、おばあちゃんに何度も「ほら!ちゃんと見てあげて!子どものことを一番に見てあげるの!ごはんは、一生懸命食べさせなきゃダメよ!散漫な子になるよ。集中力がつかなくなるよ。」って言われた。

おばあちゃんは、耳が聞こえないのもあって、他の会話ができないのもあったからかもしれないけれど、ずっと、何度も、「子どものごはんは一生懸命食べさせなきゃダメよ」ってことだけを言っていた。それしか言っていなかった。こうやって、おばあちゃんの考えを、優しく、かつ、強く、諭すように何度も話すところ、変わっていなかった。

わたしはこれまで、自分の育児を、自分のやり方で、好き勝手やってきたので、こうやって直接ダメ出しされるのはありがたかった。とはいえ、すぐに次女がうどんを自分で食べているのを見計らっては、おしゃべりしはじめてしまって、何度も同じことを言われてしまったのだが。

おばあちゃん、会うのは6年ぶりだ。会う前はちょっと心配していた。わたしが知っているおばあちゃんじゃなくなっていたらどうしようって。話には、ちょっと物覚えが悪くなっていると聞いていたので、話が全然通じない感じだったらどうしようって。でも、こうやって、昔と変わらないおばあちゃん節を聞けたことが、嬉しかったし、元気そうにしているおあばちゃんを見て、目頭が自然と熱くなったりした。

よかった。おばあちゃんに会えて。そして、おばあちゃんに大切なことを教えてもらえて。

子どものごはんは一生懸命食べさせる。

今までもちゃんとやっているつもりではあったけど、子どもが食べてくれないときは適当になることもあったのかなとも思うし、これまで以上に子どもにはごはんは一生懸命食べさせよう。そう思った。

また次に会うときも、おばあちゃん節が聞けますように。