「全員に返信」が引き起こす問題について考える
昨日はレアジョブ英会話でDaily News Articleをやった。タイトルは「Microsoft Enables Feature That Blocks Reply-All Emails」。
わたしはまずこのタイトルで勘違いした。何を勘違いしたかというと、MicrosoftのOutlookメールでは今後「全員に返信」がブロックされるのかと思ったのだ。
「え?「全員に返信」がブロックされるってことは、毎回、返信するときに、宛先に全員の名前を手入力しなきゃいけないってこと??そんなことある??「全員に返信」ってすごく便利な機能だと思うけど?!」
わたしはそう思った。結局、レッスン中は、スクリプトを音読して、先生の質問に答えて、自分が昔SEをしていた話をして終わった。
レッスン中に、記事の概要はなんとなくわかった気がする。つまりは、従業員数が多い大企業とかで全従業員に対する「全員に返信」が連鎖すると大量のメールが流れてメールサーバーが処理しきれなくなるので、制限をかけますよってことだよね、と。
しかし、なぜかわたしはまだモヤモヤしていた。
記事の中では、ある1スレッドで5000人を超える宛先の「全員に返信」メールが1時間以内に10通発生したときに、そのスレッドに対する「全員に返信」メールが4時間使えなくなると書いてあった。
しかし、5000人を超える大企業で、1時間に10通の全社員宛てのメールが流れることって、よくあることではないかもしれないけれど、ありえるのことではないのか?それくらいのメールは処理できるように予めメールサーバも設計しているのではないのか?と思ったのだ。
そこで、今回の問題についてちょっとググってみた。そして、ZDNetのこの記事を読んでわかったことがあった。
Microsoft adds protection against Reply-All email storms in Office 365‐ZDNet
それは、Microsoftで、この「全員に返信」問題が起こったとき、そのメールの宛先数は従業員52000人だと書いてあったのだ。なるほど、たしかに、従業員が5万人もいたら、5万人宛てのメールが数通流れたらメールサーバもさすがにキツイかもしれない。
ただ、まだモヤモヤするのは、全社員宛先のメールに複数人が「全員に返信」する状況って、どんな状況なんだろう、、、ということ。
なんとなくだが、日本人は、概して、空気を読む民族だと思うので、全社員宛てのメールで議論とかはしないような気がするのだ。やはり、海外、特にアメリカの企業では、全社員宛てのメールで議論とかするんだろうか。もし、そうだとしたら、そりゃ、リプライ・オール・ストーム、起こりそうだなぁ…
しかし、一般的には、メール送信数(もしくは宛先数)の上限ってどうなんだろうなと思って、またググってみたところ、例えばGメールだと1メールの宛先上限は2000件とのこと。月間数百億通可能(てことは月300億通だとすると1時間は400万通、1分は6万9000通まで)で、1通あたり宛先10,000件もOKなメールサービスもあった。
なるほどなるほど、そういう数値感。
そういう意味では、Microsoftの新機能、宛先5000件の「全員に返信」メールが1スレッドにつき1時間に10回までという制限はなんだかわかる気もしてきた。つまりは、もし現時点でごくごく標準的な基準を作るとしたら、それくらいかなってMicrosoftの人たちが思う基準ってことなのかなと。
そうだとすると、これから、この基準をカスタマイズできるようにしていくという意味もわかってくる気がします。つまりは、企業ごとに、制限かけたい基準の数値って違うよね、っていう。
ちなみに、この制限にひっかかると、メール送信者にはこんな通知が来るそうです。
レアジョブ英会話のレッスン中は、この通知の意味がわからなかったけど、内容を理解してからこの通知を読むと、すごくよくわかります。
しかし、改めて理解した上でレアジョブ英会話の記事のタイトルに戻ると「Microsoft Enables Feature That Blocks Reply-All Emails」は、せめて、「Microsoft Enables Feature That Blocks Reply-All Emails Storm」としてStormを入れるべきじゃないかと思いました。
だって、「全員に返信」メールを全部ブロックするわけじゃなくて、「全員に返信」メールの嵐が起こったときには、制限しますよ~ってことだからさ。
ふぅ…
とりあえず、ここまで考えてみて、やっとスッキリしたので、今日はこの辺で。おやすみなさい~
P.S. 改めて、このブログは完全に個人の主観によるものです。そのため、今日の記事は、メール系のプロフェッショナルな方には眉唾ものかもしれません。その点については、予め謝罪させてください。
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