『1分間スティーブ・ジョブズ』を読んで

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『1分間スティーブ・ジョブズ 人生に革命を起こす77の原則』をやっと読み終わりました。 以前の記事で書いた『スティーブ・ジョブズ 神の策略』に引き続き、2冊目のスティーブ・ジョブズ氏についての本です。こちらの本は前回の本よりもスティーブ・ジョブズの言葉が多く紹介されていて、スティーブ・ジョブズ氏がどんな言葉を発していた人なのか知りたいという意味ではよい本でした。

それにしてもなぜわたしがスティーブ・ジョブズ氏に興味を持ったかと言えば、会社を辞めるかどうか迷っていたときにtwitterで紹介されていたスティーブ・ジョブズのこんな言葉が心に残ったからでした。

… and asked myself “If today were the last day of my life, would I want to do what I am about to do today?” And whenever the answer has been “No” for too many days in a row, I know I need to change something….

(…ぼくは自分に問いかけました。「今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることは本当に自分がやりたいことなのか?」って。そして、その答えが何日も何日も「違う」となるときはいつも、ぼくは何かを変えなきゃいけないと思うのです。)

会社をこのまま続けるべきか、辞めるべきか、それをずっと考えていたときにこの言葉に会いました。今までも辞めたいと思ったことは何度もあったけれど、それでも会社を辞めずに続けてきたのはそこにまだ自分がやりたいことがあったからでした。ただ、会社に対しての愚痴や不満が増えていき、やりたいことをやった結果も見えてきて、行き詰まっていたときにこの言葉に出会いました。また、妊娠というきっかけもあり、本当に続けるのか辞めるのかという選択に迫られたときに、このスティーブ・ジョブズの言葉は、再度わたしを考えさせました。「今自分がやっていることは、本当にやりたいことなんだろうか。」と。

そして、その結果が「違う」だったから、会社を辞めることにしたのです。

きっと。

何か大きな決断をするときって、何かに成功した偉大な人の言葉に頼りたくなるものです。そこに何か自分の人生の正解が隠されているんじゃないかと思って。わたしが最近スティーブ・ジョブズの本を読んでいたのは、会社を辞めるというその決断が正しかったのか、その答えを求めて読んでいた気がします。

ただ、読んでみて思ったのは、所詮、いくら成功した人の言葉を知ったところで、それは他人の言葉にすぎないということ。本を読んでみて、スティーブ・ジョブズ氏がどんな人なのか段々分かってきました。当たり前ですが自分の生き方と違うこともよく分かりました。そうです、いくらスティーブ・ジョブズの言葉を読んでみたところで、自分の人生の答えなんて載っていやしない。自分の人生の答えは自分で見つけるしかない、そう思いました。

スティーブ・ジョブズの言葉がわたしに考えるきっかけを与えてくれた、っていうのは確かなのですが。

じゃ、わたしの本当にやりたいことは何かって?

完全には答えは出ていないのだけど、今のところ「面白いと思えるコンピュータ業界の英語の文献を日本語に訳してみたい、それを収入に変えたい、ひいては、その稼いだお金で温かい家庭を築くための足しにして、できれば旅行とかいって世界や自然を見て人生を満喫したい。」とか、そんなところでしょうか。そんなにうまくいかないのかもしれないけれど、少しずつ自分が自分の人生の中でやりたいことに近づいている気がするし、そんな前向きな気持ちでこれからもがんばりたいなぁと思うんですね。

以上、『1分間スティーブ・ジョブズ』を読んで、でした(ほぼ自分の話ですが)。

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P.S. やっと、会社を辞めることについての考えもまとまってきたところで、最近、人生考える系の話題が多いので、話題を変えてみたいと思う今日この頃。