なぜ、わたしは働きたいのか。

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5月から、以前勤めていた外資系企業に戻ってきて、忙しさに翻弄されながらも充実した日々を送っている。

IT化の先の、デジタル化の世の中で、「データをつなぎ」そして、「企業と企業をつなげる」仕事に携われることが、ごくごく自然な自分のモチベーションになっている。

子育てと仕事の両立に奮闘した10年ほどの年月を越えて、やっと自分の仕事に熱を入れる時間を持てるようになった感覚だ。

なぜわたしがここまで、仕事に熱を入れているのか。

それは、自分でもわからない何か情熱とも呼べるものに突き動かされている感覚である。

人類が発展する歴史の中の一コマになっているような、そんな感覚。

大切なものはいつも変わらないのに、

人間はなぜか成長したがる生き物だ。

自然のままではいられない動物だ。

自然のままでの幸せを感じながらも、変化を求め、新たなものを生み出し、世界を変えることに、人間は情熱を燃やす。

そんなに成長し続けたら、成長の終着地点に着いた時どうなるんだろうと思うのだけど

きっと成長の終着地点なんてものはなく

ただ人間は、愛や希望や幸せを求めて

生き続ける生き物であって

それには、自然に生きるだけだとやっぱり行き着けなくて

神様とか、理念とか、

届きそうで届かないものに祈りを捧げながら生きる

そうやって懸命に生きるのが

人間に生まれた宿命なのかなと。

自分の生きるミッションは、懸命に生きていく中で見つかっていくもので

わたしはデジタル化の波の中にいる。

それがわたしの宿命だった。

その意味を、考え始めている。

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