新規事業の意義
中小企業という括りの中には、色々な企業が入っていると思うが、一昔前のベンチャー企業と呼ばれる企業や、今でいうスタートアップ企業というのも、その括りに入るだろうと思われる。
どこかで日本は中小企業が大部分を占めるという話を聞いたことがあったので、チャチャッと検索してみたところ、日経新聞の記事によると日本の企業数のうち99.7%が中小企業だそうだ。
しかし、この記事の面白いところは、従業員数での割合で言うと、大企業が31.2%占めるところと、付加価値額になると大企業が47.1%占めているところである。
この記事の中の付加価値額の定義が明確には記載されていないため、わたしの個人的な憶測を含む話になるが、つまり、0.3%の大企業が人材の31.2%を獲得していて、さらにはそこに47.4%の富が集中していると読むのは、あながち、現実と遠からずかなと思ったりするが、どうなんだろう。
だからなんやねん、の話になってきたけれど、そもそも、大企業に富が集中する時代に終わりがくるのではと思いはじめている。
多様化が叫ばれる時代である。
日本人は和を大切にし、周りの様子を見ながら行動するのが習性であるからこそ、99.7%の中小企業、68.8%の中小企業の従業員が、一致団結し始めるとき、日本の社会は地殻変動を起こすのではないかと思うのである。
これまで会ってきた新規事業を起こそうとする日本人は、とても、純粋だ。
どう言う点で純粋かと言うと、自分が良いと思うことに対する、純粋な想いがあるからこそ、大企業の隠れ蓑を脱ぎ捨て、新しい事業の大海原へでるのである。
感覚値で言うと、大企業と中小企業の従業員の割合が一番現実的である。大企業に働いている人が0.3%というほど少ない気はしないから。
Web3.0でも、分散化の技術が進んでいる。
時代は分散化に向かってる。
中央集権の時代は、過ぎ去りし過去になる可能性も高い。
そんな時代、いや、どんな時代でもだが、大切になってくるのは日常的な横のつながりである。
組織に忠誠心を捧げるのではなく、近くにいる同僚やご近所さんやお友達に忠誠心を捧げることが幸せにつながる。
そういう時代に突入しているのではと、わたしは、思う。
新規事業の意義も、その辺に出てくるかもしれない。
横のつながりを、草の根的に作っていく。
そして強固な地盤を作っていくのが、新規事業の意義かもしれないと漠然と考えたりしている(個人的妄想ですのでご了承ください)。
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