手持ち花火の定点観測

手持ち花火の定点観測

昨日、夜散歩で買った手持ち花火を、今日も長女&次女とやった。ひとり一本ずつ好きな花火を選んで、近所の公園で花火をするという、とてもささやかな遊びである。

今日は旦那さんを誘ってみたところ、「1本なら辞めとく」とのことだった。「え?じゃ、ひとり10本ならやるの?」と聞いたら、それならやると。

確かに花火を一日ひとり一本だけやるというのは、どうもケチ臭い気がしなくもない。しかし、あえてわたしの考えを言うならば、こういうささやかな楽しみの中に、神は宿ると思う。

あ、いや、神は宿るというのは言い過ぎかもしれないが、つまりは、毎日同じことを少しずつやるというのは、定点観測のように、地道だけど大切な何かを見つけることができるチャンスだと思うのだ。

それで今日の花火はどうだったかと言うと、次女が選んだおみくじ花火と、長女が選んだ煙の出ない巨大手持ち花火があり、それぞれが気になるポイントいっぱいで長女と次女の会話が弾んだのは、事実である。

火の付け方も、今回は蝋燭を持っていくと言う工夫をしたが、風で火が消えそうになってしまったり、ライターでは付けにくい蝋燭があったりと、明日はもう少し工夫してみようと言うポイントが色々出てきたのもよかったと思う。

子どもとのこういう、ささやかな小さな楽しみが、なんだか心に残る思い出な気がして、わたしは好きである。

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