コンサルではなく、コンサルタントになりたい話。
わたしは、「コンサル」という言葉の響きが嫌いである。理由は簡単で、中身がない感じを受けてしまうからである。「学歴」と近しいものがあるのだけど、学歴があるからと言って中身があるわけでもないし、コンサルだからと言って中身があるわけでもない。ただ、その語感がカッコいい感じがするだけ、というのが、「コンサル」であったり、学歴であったりだと思っている。身もふたもない事を言うと、それは、「給料が比較的高い」と同義である用語だと思っている。
そんな考え方を持つ私ですが、私は、実は新人の頃からコンサルティングサービスというものに憧れており、それをできる人たちを尊敬している側面があるのも事実である。
新人のときに配属されたのはITコンサルティングサービスを提供する部署であり、先輩方が提供するコンサルティングサービスにワクワク感を覚えたのがはじまりだ。
困っている人たちの悩みをフレームワークなどを活用して紐解いていく仕事は、横で見ていてもとても面白かったし、自分の力不足を感じたところでもある。
だからこそ、沢山の経験をして誰かの相談に乗れるような人間になりたいと漠然と思っていたのは、幻ではないと思う。
しかしながら、「コンサルタント」と一言で言っても、それは相当な幅の広さであり、あれこれ色んな分野をかじっては転職してきたわたしにとっては、まだコンサルタントと言える領域は、残念ながら、ない。
しかし目指すところは、その辺なのである。
誰か困っている人の相談に乗って悩みを紐解ける人という括りでのコンサルタント。
それって、「コンサル」とかいうなんか高給取りなガツガツのイメージではなくて、もう少し相手に寄り添ったアプローチができる、「相談役」くらいの意味合いかもしれない。
うまく言葉にはできないけれど、そんなことを長らくわたしは心に秘めてきたということを、ふと、ここで暴露したくなったので、暴露してみました。
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