今年の母の日は。
自分の母には何もしなかったけど、自分の子どもたちや旦那さんからは色々やってもらえてしあわせを感じた母の日でした。そして、それと同時に、自分は子どもとしては母を否定したことで母を傷つけたことへの反省も相まって、泣ける母の日でした。
でも、母を否定したのはわたしも傷ついていたからであり、結局、傷つけあいが続いて深く傷ついたら、人間はなかなか元には戻れないということ。
わたしは母の健康を弟妹から気兼ねなく聞けるようになっただけでも、大きな進歩。
わたしの母は、嫌なところもあるのに、それでも嫌いじゃないという、わたしにとっては難しい存在。
それだけ嫌なら、会わなくていいじゃないかと言われるとそうではない。
年に1回くらいは自分の子どもの成長も見せたいし、何より、わたしのこれまでの人生を認めてもらいたい。
そうだ、自分を認めてくれない母親が、嫌なんだ。
どうして自分らしく生きたら、認めてもらえないのか。
もしかしたらもう心では認めているけれど、意地を張っているのか、タイミングを逃しているのか、絶縁を決意したから会うつもりはないのか。
ほんとひどい親だよなぁと、やっぱり思ってしまうから、今年の母の日は、何もあげなかった。
去年、紫陽花の花をあげたから、お母さんが好きそうな綺麗な青色の紫陽花の花をあげたから、もしそれを大切に育てていれば紫陽花の蕾ができる喜びを感じたはずなので、それが、わたしからの母の日の贈り物だ。
とても、悲しくて、涙がでるけど、人間ってそういうものだよね、とも思う。
今年の母の日は、嬉しくて悲しい母の日でした。
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Author:なっち。 投稿一覧
育児と仕事の両立を追求してきた、中1・小4姉妹の母です。やっと子どもたちが自立し始めて、お仕事にも気合いが入る日々。気ままブロガーですが、毎日更新中。エッセイが好きで、日々の大切な一コマをつれづれと綴っています。