箱根のおこもり宿、翠松園でひとときの愉しみを。
シルバーウィークの谷間に、家族で箱根旅行に行きました。
子どもたちか学校から帰ってきたら、家族で車に乗り込み、箱根方面へ。
向かう先は、今回のお宿、箱根・翠松園。
夏休みに遠出があまりできなかった分や、数日前の結婚記念日の分も含めて、少し近場でご褒美旅行です。
道路が混んでおり、到着予定時刻をかなり過ぎてしまったので、事前にお店の人に連絡させてもらって、到着してからすぐに夕飯になりました。
翠松園での最大の楽しみである、日本料理懐石、はじまる。
個室に案内され、きれいにセットされたテーブルにつく。
お品書きを眺めているうちに、ノンアルコールカクテル、届く。
そして、前菜、来たる。
おおおーーっ!!前菜から、目の保養どころではない豪華さで圧倒されるのみならず、皿にとって食したときのお味が、絶妙な味付けで舌が唸る。
さらに次は、松茸のお吸い物ときたもんで
これが、カボスを絞ると爽やかだわ、出汁が旨味あるわで、、感激。
そうこうしてるうちに、お造り登場。
なんやの、この美しさに、美味しさに。
それから豆乳スープ(お品書きでは飛鳥鍋とのこと)。
これがまたクリーミーでほどよい塩加減が美味しいこと。
それから、黒部和牛焼きしゃぶです。
ニクイぞ。いや、薄切り肉を3枚食べただけのはずなのに、この贅沢な満足感。
絶対美味しいに違いない見た目を、裏切らない美味しさよ。
最後はアナゴと牛蒡の炊き込みご飯…
まじ、アナゴがふわっふわ。牛蒡の香りも溶け込んで、旨いに決まってるぜ、炊き込みご飯。
最後のデザートは、器の豪華絢爛さに高揚する、爽やかな甘さのシャーベッドに白玉にフルーツ…
満足、しないわけが、なかろう。
ちなみに、4年生の長女にも、豪華なコース料理があったのですが…
長女の大好きな茶碗蒸しからはじまり、ホタテに鯛に舞茸に…と長女の大好きな食材がふんだんに使われており、長女は「なんで、わたしの好み知ってるの?!」と驚いておりました。
いや、わたしも驚いたわ。
それから食後に大浴場に行った後は、お部屋についているハンモックに揺られたり、ビール飲んだり。
風呂上がりのベランダビール、美味くないわけがない。
今回はメゾネットだったので、2階にお風呂がありまして。
冷蔵庫には手作りのハーブティーなんかもあって
至れりつくれりとは、このことなり。
朝はお部屋のお風呂で、自然を眺め
大正時代の国登録有形文化財にも指定されている建物で朝食など。
なんでしょう、この上品な、佇まい。
子どもたちの朝ごはん。
大人の朝ごはん。
味付けが…どれも、上品で、すこぶる美味。。
ご飯は、土鍋ですたい。
デザートのお皿が、また、可愛い。
デザートのアイスもゼリーも、ほどよい甘さを貫いた爽やかなお味でした。
食後のアイスコーヒーのガラスが、重厚感あっていい。
食後はレストランの様子をカメラにも収めました。
これはね、ほんと、100万ドルの夜景ならぬ、100万ドルの庭ビューです。。これ見ながら朝ごはん食べれただけで、しあわせでござんした。
それからお部屋に戻り。
中庭も撮ってみる。
お庭も素敵。溢れる緑の中に佇む建物とのコントラストが美しい。
…
今回の旅では日本の文化を残す建物で、洗練された温かいおもてなしに触れることができて、とてもよい勉強になった。
帰りの車で都心を走り抜けるとき、雑居ビルを眺めながら、「いつから日本は、日本の魂を抜き取られてしまったのか」などと、考えた。
今回のお宿は大正時代の建物で、三井財閥の別荘だったらしい。思うに、戦前の日本は、日本人は日本の良さを自分たちが理解し、愉しんでいたのではないか。
それが戦後、高度経済成長とともに、日本人は何か、日本人としての大切なものを置き忘れて成長に一目散になり過ぎたのではないか。
これからの時代、デジタル化が止まらないわけだけど、日本人として日本の良き文化を忘れずに発展していかなきゃいけないよなーと漠然と。
いや、こんな素敵なお宿に滞在したのだから、ただ贅沢して帰るだけじゃなくて、そこから色々学んで次に活かすことが大切なんじゃないかと。
そんなことを、本気で考える、38歳を目前にした2021年の秋です。
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