ゴロゴロ大会

ゴロゴロ大会

ゴロゴロ大会とは、ダブルサイズのマットレスの布団の上でゴロゴロとみんなで転がる我が家特有の遊びである。

これは子どもたちが小さかった頃、家の中でできる楽しい遊びを考えていて、苦し紛れに思いついた遊びだった(ような気がする)。

遊び方は、子どもたちと一緒に布団の上をゴロゴロして、たまに子どもたちにぶつかったり、子どもたちに上に乗られたりしながら、キャーキャーワーワーするだけ。

しかし、これが、なぜか、子どもたちの中ではすごく楽しいらしく、長女が四年生、次女が一年生になった今でも、たまにやりたいと言われて寝る前にやっている。

わたしとしては、単に苦し紛れに思いついた遊びだし、言ってみればただゴロゴロするだけの遊びなので、いつ終わりにすればいいのかわからなくなるのが面倒なのもあり、やりたいと言われても、気が向いた時はやるけれど、けっこう断ったりもしている(「えーーーやーーだーー」という感じで)。

そんなゴロゴロ大会という遊びなのだけど、また今日も次女がゴロゴロ大会をやりたいと言い出した。

昨今の転職活動でわたしもおうちにいないことがあったり、夕飯の時間にわたしだけオンライン面接やったり、家族との話の途中に急にかかってくる電話に出たりして、子どもたちにもけっこう負担をかけてるなーという思いがあり、今日はゴロゴロ大会の誘いを受けることにしたのだけど

なんか、ゴロゴロ大会をやってたら、涙が溢れてきてさ。

なんていうか、このゴロゴロ大会って、結局、子どもはお母さんが大好きってことなんだろうなって思って。

お母さんとキャーキャーワーワー言いながら触れ合えるのが楽しいし幸せなんだろうなって。

実は最近、1件有り難いお仕事のオファーを頂いたのだけど、少し子どもの負担が大きくなりそうな気がする仕事なので迷っている。

そんな時、ゴロゴロ大会やってたら、わたしはお仕事選びをする時に、何を、最低ラインとして守るべきなのか、それを思い知らされたような気がして。

いや、ゴロゴロ大会ができること、じゃないよ。

この子どもたちの気持ちを、きちんと受け入れた上で、条件として納得いかないところがあるならば、今回の転職活動ではしっかりと最後まで諦めずに交渉すべきなんだろうなと。

年収とかだけじゃなくて、ワークライフバランスをどこまで信念として貫けるのか、その辺が、今回の転職活動の肝になるんだろうなと。

ゴロゴロ大会を通して涙が溢れながら考えた、今のわたしの転職活動の話。

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