トンボのお告げキャンプ

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朝からベランダにトンボが来ていた。うちのベランダにトンボがくるなんて、珍しい。次女が、幼稚園からもらった本を引っ張り出してきて、トンボのページを開いてくれた朝。

次女の話からすると、そのトンボは、しおからトンボだったかもしれない。

この日は、空に雲ひとつないくらいの快晴。午前中に長女のソロバンの習い事体験をする予定だけで、他に何も予定がなかったので、今日何する〜??感は漂っていた。

マンションの窓から見える青い青い空を見たからなのか、旦那さんが「キャンプに行かないともったいない天気」などと言い始め、来週キャンプの予定だったのだけど、来週の天気は雨予報ということから、俄かに、我が家がキャンプモードになり始めた。

あたしは、「当日でも、どこか、キャンセルとか出て空いてるっしょ」という魂胆で、キャンプ場を検索しながら、長女の習い事体験の準備。旦那さんは、キャンプ場を真剣に探し始めた。

旦那さんキャンプ場見つけられず、あたし、当日滑り込みセーフのキャンプ場、見つける。九十九里シーサイドキャンプ場の第2キャンプ場インかやだ浜ってところ。

習い事の体験後、長女のお友達のお誕生日プレゼントも用意したりして、それからバタバタとキャンプ場に向かう。

やはり、急な予定変更は、ちょっとみんな戸惑いやイライラがあり、少し家族内でもぶつかり合いもありながら、結論は「キャンプに行く」でまっしぐら。

買い出しして、キャンプ場について日が暮れ始める。

月が綺麗な日だった。

月は真ん中あたりの薄オレンジ色の光。

お湯を注ぐだけのチキンラーメンからはじめる。あたしは、ネギ大盛りの盛り盛りの盛り盛りで(買った刻みネギひとり全部のせ)。

後光が射す焼き芋。今回は蝋燭があったので使ってみたけど、蝋燭、小さくても意外と明るい。

よく喧嘩する子どもたちも、仲良く夕飯など。おかあちゃん、あなたたちが仲良くしてくれるのが一番嬉しい。

炭の火が安定してきてから鉄板焼で。スパイスかけて焼くだけで、アスパラも椎茸も旨。ピーマンはスパイスかけてアルミホイル包み焼き。こちらもいい感じに蒸されて、美味しかった。

あとは回のキャンプで焼き加減に不満が残った鉄板焼ステーキのリベンジをもう一度!言わずもがな、旨い。

それから焚き火で、マシュマロ焼きのチョコづけ。シェラカップでチョコを溶かそうと思ったら、焚き火の火が強すぎて焦げちゃったり。

トンボのお告げかどうかはわからないけど、トンボがキャンプに行けとお告げを言いに来たみたいな、秋晴れのキャンプ日和にキャンプしてきた、話。

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