蝶々を追いかけ回す子どもたちを見守って
長女がお友達と近所の親水公園で遊ぶ約束をしてきた。なんでも、最近、親水公園でエビなどの生き物を捕まえるのが楽しいらしい。楽しそうに話す長女をみて、年長さんの次女も行きたいと言い始めた。
家でゆっくりしたい気持ちもありつつも、次女を3年生の長女たちに預けるのはやはり少し不安だったので、わたしも付いていくことにした。
長女たちがいつも行っている親水公園に着くと、その日は水がなぜか干上がっていた。メンテナンス日だったのだろうか。
この日は天気が良く周りには蝶々が何匹も飛んでいた。
水がなくて残念そうな長女たちも、次女も、気づけば蝶々を追いかけ回していた。
わたしは長女たちがいつも遊んでいる様子を見たかったのもあり、極力何も言わない方針で、元気に駆け回る子どもたちを眺めていた。
長女のお友達は蝶々を採るために虫網を持って駆け回り、長女は持ってきたメモ帳と鉛筆でスケッチをし、次女は魚網を持って楽しそうに全速力で走っていた。
クロアゲハが捕まった時は、わたしも少し興奮して駆け寄った。元から虫かごに入っていたエビと水を長女が水たまりに捨てに行き、濡れた虫かごにクロアゲハは入れられることになった。
それから、アゲハチョウとモンシロチョウもかごに入るに至る。
わたしは蝶々の羽が濡れてしまって飛べなくなるんじゃないかと心配になったりしながら、子どもたちを眺めつつ、写真など撮ったりして。
わたしも子どもの頃は、こんな風に走り回っていた気がする。もう忘れちゃったけど。まだまだ気持ちは元気な36歳だけど、昔みたい無邪気に走り回るような歳でもない。いや走り回りたかったら走り回ってよいと思うけれど、この日は、こうやって付き添いに行っただけで、十分、体力を奪われて、夜はすぐに眠くなってしまった。
でも思うんだ。子どもたちがこうやって元気に遊ぶ姿を見守ること、それが今のわたしの役目なんだろうなって。
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