男心も考えてみて

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ふと、今日の朝は女心について書いてみたけれど、じゃぁ、男心ってどんななんだろう、と考えてみた。

考えてみるに、体調は男の人は普段と変わらないわけで、お腹の中に赤ちゃんがいるわけでもないから、正直なところ、実感があるかないかっていったら、ないほうに近いんじゃないか。いや、お腹の中に赤ちゃんがいたって、母親になる実感がなかなかわかないことも多いのに、いわんや、男の人をば。

自分は実感がないのに、同じ気持ちになれと言われても、それは、男の人にとっては無理な話だ。他人の怪我の痛みを、全く同じように感じることができないように、奥さんの気持ちを全く同じように感じることもできないのは、当然だ。

そうか。だから、今日の朝、旦那さんはわたしの症状について色々聞いていたんだ。自分では分からないから、わたしの気持ちに近づこうとして、どんなことが起こったのか聞いてくれていたんだ。

そうやって近づこうとしてくれている旦那さまを、曖昧な言葉で置き去りにしてしまったのは、わたしだった。

そうか。勝手にプリプリ怒って、理解してくれようとしていた旦那さまの気持ちを削いでしまった。

何もせずに同じ気持ちになるなんて、無理だからこそ、ちゃんと説明しなきゃいけなかったんだ。

そういうことなんだ。

きっと。

理解し合うためには、やっぱり話さなきゃいけない。もともと違う人間が同じ気持ちを共有するには、お互いが歩み寄ることが不可欠なんだってこと、忘れちゃいけないね。

そういう意味だと、妊娠中の女の人は旦那さまに、自分の状態を分かりやすく伝える、これが夫婦のコミュニケーションでは重要になってくるのかも。旦那さまは、自分のお腹の中に赤ちゃんがいるわけじゃないんだから。