上海旅行記【上海そぞろ歩きと上海蟹&火鍋】
こうして、すでに上海をかなり満喫した1・2日目を終え、3日目は弟と待ち合わせて上海の街をぶらぶらと。若干、2日目の予定で旦那さまと揉めたため、3日目の予定は、わたしが早起きしてガイドブックと睨めっこして、詳細プランを決定。
まずは、ホテルからタクシーで衝山路(ホンシャンルー)へ。弟とも無事会うことができ、みんなで衝山路の街をぶらぶら。ガイドブックに載っていない、こんなお洒落なオープンテラスのレストランとかあったり。素敵な雑貨屋さん1件目に到着。
お店に入るだけで、どこか違う世界に入り込んだような、そんな感じ。長女は、物色しながら、あれもほしいこれもほしい言うので、結局何も買わずにお店をあとにして。
街中ぶらぶらプランは、子どもにはなんの楽しみもないよなぁと思い、近くのカフェでアイスを探したり(結局そこにはなかったけど)、また可愛い雑貨屋さんを見つけて、そこに入ってみたり。
ナチュラル派のお店で、長女と石鹸の物色したり。いい香りの石鹸にワクワクして。
結局、石鹸を買って、わたしが朝に考えた詳細プランのランチの方向にぶらぶら歩きを続けようとすると、スマホで事前にお店情報を調べようとした旦那さまにより、そのお店が廃業になっていることが発覚。
なんてこったい…。そこで蟹料理を食べる予定だったのに…。
でも、ガイドブックを熟読していたわたしは、すかさず他の場所で蟹料理を食べるプランを提案して、みんなで地下鉄に乗って移動することに。
地下鉄の駅に向かって歩いていると、図書館が。てか、図書館まででかいのね。さすが中国。
そうして、また南京東路に舞い戻り、蟹が有名なお店へ。10月は上海蟹はちょうどよい季節ということで、若干お店が混んでいないか心配しながら、お店を発見。きっと、お昼なら、なんとか食べれるかもしれないという、希望を持って。
店頭にはいかにも直訳調の日本語が。「尊敬のお客様!」って。でも、直訳調でも気持ちは伝わった。
ただ、残念ながら、このお店は予約でいっぱい。弟の交渉も、わたしの英語による交渉もかなわず、あえなく敗退。
それでも、弟はあきらめずに上海蟹のお店を電話で探してくれて。ていうか、電話で交渉できる弟、すごかった。英語でも、お姉さん無理かも。どんだけ中国語できるようになってるんだろう、この子、と感心するお姉さん(わたし)。
でも、弟の電話交渉でも、どこのお店も予約でいっぱいとのことで、とりあえずお昼食べなきゃ…と、軽く路頭に迷い、わたしは、昨日の旦那さまが発案したショッピングセンターでレストランを見つけるという案にヒントを得て、ちょっと歩いたビルの中のレストランはどうかと提案。
どうも、そこはショッピングセンターの裏口だったらしく、警備員の人がいたのだけれど、そこも弟の中国語により、裏口からのショッピングセンターの潜入に成功し(普通に正面からも入れたとも思うんだけど)、なんとなく、上海蟹を置いてそうな上海料理屋さんっぽいレストランへ向かい、そのレストランに入る、弟とうちの家族一同。
レストランの人に弟が上海蟹があるかと聞くと、ありました!!!上海蟹!!!どうも、雄は3匹で約2000円、雌は4匹で2000円と書いてあるようだったので、雄3匹雌4匹を注文。お店の人は「もうこれで十分足りるよ」みたいなことを言ったらしく、あとはそれ以外にちょっとだけ料理を注文して、蟹を待ちまして。
来ました~~~!!上海蟹~~~!!!白ワインとともに~~~!!!!
どこから食べていいか分からない上海蟹。結局、甲羅を割って、時間をかけておしゃべりしながら、蟹の身を掻き出しながら、白ワインとともに堪能した上海蟹は、小さいながらも濃厚な味。なんとか、上海蟹までたどり着けてよかった~~~と思いながら、食べ始めたのは2時くらいで、全部食べ終わったのは4時近かった気が。最後には上海蟹1匹2000円であることが発覚して、若干みんなアワアワして。
さてと、次は豫園に行く予定だけど、長女はずっとアイスアイスアイス!!と言っていたので、そのショッピングセンターに入っていたハーゲンダッツのお店に駆け込み。こんな豪華なアイス、日本でも食べないわというようなアイスセット。上海蟹に、ハーゲンダッツのアイスに…そういえばわたしの誕生日だし、こりゃ、今年は大満足すぎる誕生日だなと思いながら(誕生日がこの日だったのは偶然なんですが)。
そうして、アイスを食べ終わるとすでにあたりは暗くなり始めていて、わたしが計画を立てていた豫園は、ガイドブックでは17時にクローズって書いてあったので、どうしましょかねと思ったけれど、弟が、とりあえず豫園に行こうと言ったので、とりあえず豫園に行くことに。
でも、閉まってるんじゃしょうがないよねぇ…どうしましょかねぇと思いながら、地下鉄を駅を降りて豫園方向に向かって見ると、怪しい子ども向けおもちゃ屋さん発見。
子どもにはこの怪しさは分からないようで、怪しい絶対パクリ製品のオモチャにテンションあがる子どもたち。お母さん(わたし)は、豫園閉まってるなら、ここで時間でも潰して帰るかぁ的な乗りで。
旦那さまは、ここで終わりにしようとしていたわたしに驚いて、とりあえず豫園の方向に歩くことを提案。わたしも、閉まってるかもしれないけれど、とりあえず行ってみようか的な乗りで行ってみると…
え、普通に綺麗じゃん。どの辺が閉まってるの?っていう、若干の戸惑いと、驚きとともに着いた豫園。豫園ってこんなところだったんだね。
とても綺麗です。とても、閉まっているとは思えません。とても綺麗。うん、どこも閉まってない。どこまでも綺麗。弟に「九曲橋の曲がり角を全部通ると夢がかなうらしい」とか言っていたのを聞いて、その橋が渡れるなら、渡ろう!ということで、一体、どこが閉まっているんだろうと不思議になりながら、その橋を渡り。しかし、美しい建物とそのライトアップ。どうも、豫園はこの素晴らしく美しい建物の中にも入れるようで、その中に入るのが17時までということだったのかもしれない。でも、この外側だけで、十分楽しめたよ。
そうして、この日の詳細プランの最後は、ガイドブックに載っていた火鍋。これさえ食べられれば、もう上海に思い残すことはない、火鍋。
しかし、ここでまた事件発生。ガイドブックで見つけていたお店が廃業していることが発覚。
昼の上海蟹のお店も廃業で、夜の火鍋のお店も廃業なんて…。わたしの完璧な詳細プランは、なぜそんなに引きが悪いのか。
しかし、ある意味、それを早めに察知できる旦那さまと、それをリカバリできる弟がいること、それは運がいいとも言える。
ガイドブックを熟読していたわたしは、すかさず別の火鍋プランを提案。弟は、電話でそのお店に営業状況を確認。そして、すっかり現地人となった弟が、タクシーを呼び止め、みんなでタクシーに乗り込み、火鍋屋さんへ。
わたしが調べていた火鍋屋さんの方向とは違う方向にタクシーが走っている気がしたのは、気のせいだろうか、でも、ガイドブックと同じ名前の火鍋屋さんに到着した。
そこで、わたしが食べたかった2色の鍋を弟が頼んでくれて。
こんな2色鍋(これは、旦那さんが撮影)。お肉は、ジンギスカンと豚肉で。赤い方は、めちゃめちゃ辛くて、旦那さまとヒーヒー言いながら火鍋を堪能。弟は、上海在住の日本人とこういうところでたまに飲み会をするらしい。だいたい、これくらい辛いそう。
しかし、辛かった。辛かったけど、美味しかった。辛すぎて、途中何度も休憩を入れたけれど、少し時間が経つとまた食べたくなる辛さ。こんな辛くて美味しい鍋ははじめてだった。
子どもたちは、平和な白いほうの鍋で麺やら豆腐やら。食べるものがあってよかったよかった。
さすがにこういうお店は、英語があまり通じず、たぶん弟がいなかったら、自分たちでは入れなかったと思う。
上海3日目、なんとか、食べたいと思っていたものは、全部食べた。そういう意味でも、弟がいるときに上海にこれてよかったし、何よりも、新天地で大きな成長を遂げた弟に会うことができてよかった。そう思った。
そして、帰りも弟にタクシーを呼び止めてもらい、ホテルまで。
こうして、上海3日目が終了。
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