赤ちゃん誕生話、とか*

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おはようございます。病院入院2日目です。さっき、病院に預かってもらっている赤ちゃんを見に行って、いつ連れて帰れるか確認したら、飲んだものを全部吐いてしまっているので午前中は様子を見ます、とのこと。赤ちゃんにはよくあることみたいだけど心配だし、今日は朝から会えると思っていたので、ちょっとしょんぼりです。

旦那さまからは、2歳の娘が昨日の夜、寝るごろからおかあさんを求めていたよ、と教えてもらって。夜ごはんもお父さんと楽しく食べてたみたいで安心なところもありつつ、やはりお母さんを思い出してもらえるのはうれしいし、娘のためにもがんばらなきゃと思うよね。

今日から6日間ほど、2歳の娘と0歳の赤ちゃんとの病院生活がはじまります。娘は区の緊急一時保育を利用しようかとも思ったけれど、旦那さまがたまに会社を休んで娘をお外に連れ出してくれるって言ってくれたので、急に慣れないところに預けるのも少し気が進まなかったし、娘には赤ちゃんに一緒に慣れて欲しかったし、なんだかんだで保育園の送り迎えとか旦那さまの仕事の都合も合いにくいし、準備とかも大変だしで、子ども同室にしました。ちょっとした旅館みたいな和室で、なかなかいい感じです♪

可愛い娘2人との生活、どうなることやら。大変ではあるんだろうけど、大変だからこその楽しみもある気がするし、これからの毎日が楽しみです。娘と赤ちゃんの様子、ちゃんと見ながら、2人を可愛く健やかに育てたいなと思っております。

さて、今回の出産。やっぱり当たり前ではあるけど、娘のときとは違いました。旦那さまが娘を連れてきてくれるまで、時間があるので、ベッドでゴロゴロしながら振り返り☆

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はじまりとも言えないはじまりは、妊娠37週2日目に感じた軽い陣痛のような定期的な痛み。そのあと、陣痛がくるかと思ったら、2週間ほど特に何もない日々が続きました。前駆陣痛とも言えない感じ。めちゃフライング陣痛でした(笑)赤ちゃんが、外に出よう!って思ったけど、やっぱり今は難しそうって思ってやめたのかも。

そして、39週目2日目、土曜日。妊婦健診では、このとき子宮口3cm。内診によるところが大きいだろうけど、出血があったり、お腹の張りがあったり、軽い腰痛みたいなものもありました。でも本格陣痛まではまだまだなんだろうな…と思いながら、とりあえず動いてるほうがいいと思って、車で30分ほどのショッピングパークで家族で色々お買い物して、家に帰ったら、夜に娘と踏み台昇降してみたり(わたしが踏み台昇降してたら、娘が「⚪︎⚪︎⚪︎ちゃんもー!やるー!」って言ったので)していました。

そんなこんなで、なるべく動くように意識して過ごした日の夜1時ごろに目覚めて定期的な痛みを感じはじめました。ベッドで陣痛アプリで間隔を測りながら、様子を確認。完全に一定ではなく少しバラつきはあるものの、5〜10分おきくらいで重めの腰痛のようなものがありました。

陣痛の間隔を測っているうちに、お腹が空いてきたので、ゴソゴソ起き出して、コストコのテーブルロールを2個を食べまして、牛乳を少し飲みました。それからベッドに戻って、また陣痛の間隔を測定して、一応旦那さまにも報告しました。

そして、2時半ごろ、陣痛の間隔測ってるときに、静かにかなりの量の破水。ベッドのシートやマットを通り越して、下のマットが濡れるくらい。これは確実に破水!旦那さまに再度報告、「破水したっ!」。旦那さま、それを聞いて飛び起きました。

そこからは、急いで2人で病院に行く準備です。病院に電話して指示を仰ぎ、旦那さまもわたしも荷物をまとめ、娘はベビーカーに寝たまま乗せて車に移動。

マンションの入り口で夏の虫の音を聞きながら、定期的な痛みの波に耐えながら車を待つわたし。

寝ている娘は後ろの座席に乗せて、安全運転で病院へ。病院に着いたら、わたしはすぐ陣痛室へ。ここで、分娩室は子どもは入れないことが分かり、わたしはひとり分娩室に残されました。そっか…今回の陣痛は旦那さまに助けてもらえないのか…と、この時点で気づきました。

陣痛室で看護婦さんに診察してもらって、子宮口は3.5cmくらいでした。朝の妊婦健診のときから、あまり子宮口は変わっていませんでした。

結局、入院した3時半ごろから朝ごはんの7時半まで、5分おきくらいの陣痛にベッドで寝ながら耐え続けました。5分の休憩時にウトウトしながら…。

少しずつ痛みも強くなってきたころ、7時半すぎに朝ごはんを出してもらって、ちょこっと食べました。でも、陣痛が強くなってきてあまり食べれませんでした。

8時半ごろだったか、診察があって、子宮口が4cmくらいとのこと。少し開いてきてはいるけれど、たしかに入院してからけっこう時間は経っています。すでに破水もしているし、ダラダラ陣痛が続くのは赤ちゃんにとって危険な状態です。

お医者さんより、ちょっと陣痛が弱めなので少し陣痛を促進してもいいですか?と、同意書と共に陣痛促進剤を勧められました。赤ちゃんの超音波検査もして、赤ちゃんの様子も確認して。

陣痛促進剤。お医者さんは、痛みは自然分娩と変わらないと言うけれど、わたしは前回の出産で予定日6日超過してギリギリ自然分娩できたときに助産師さんが「自然分娩でよかったね〜」って言ってたり、自分の母親からわたしを産んだとき陣痛促進剤でほんとに手に震えがきて絶叫するほど痛かった…と聞いていたので、できれば避けたい気持ちがありました。

まだ陣痛もきてるし、お腹の中の赤ちゃんの元気な心拍も聞こえる…まだ自然分娩でもいけるんじゃないか…という希望を捨てきれず。

でも、強くなりはじめていた陣痛が弱まるときもあって、たしかにこのままだとけっこう出産までの時間が経ってしまうのかもとも…。そして、破水のあとで時間が経ちすぎた場合の危険について、お医者さんや看護婦さんにも色々聞いて、自分の恐怖よりも赤ちゃんの安全を優先するべきだ…おかあちゃんがんばらねば…と思い、苦渋の決断で同意書にサインしました。

陣痛促進剤の点滴を打ちはじめたのが11時ごろ。それから、5分おきの陣痛がくるも、点滴したからってすぐ陣痛が強くなるわけでもなく、ゆっくりした感じで徐々に強くなり…気づいたら陣痛に耐える呼吸は「ふ〜」から「あー!!」になってました。それをなんとか、「ふ〜」という呼吸に戻して痛みを逃しながら、赤ちゃんの頭が下に下がることを意識して、次第に強くなる陣痛を乗り越えているうちに、陣痛がきている間に羊水と思われるものがドバッと溢れました。

陣痛の間に少し休んでいる間に、助産師さんに質問。「叫んだらダメですか?」と。そしたら、「叫んでもいいけど、体力がもたなくなるから、なるべく息を長く吐くようにしてください」とのこと。そして、休憩したのも束の間、また次の陣痛。また強くなり、呼吸のことを忘れて「あーーー!!!!」と叫んでしまう。でも、叫ばず力を抜いて赤ちゃんの頭を下げるイメージで!と意識しながら、なんとか叫びを「ふぅ〜〜!!」に変えようと試みると、また羊水のようなものがドバッと溢れ出るのを感じました。そうしましたら、助産師さんが「分娩台に行きましょう!」と言いました。

強くなる痛みに耐えきれず、ほんとに泣きながら、助産師さんにしがみつきながら、「無理ですー!!あーー!!!!」と叫びながら、分娩台に移動。

少し休んだと思ったら、襲う恐ろしい痛みの波。

あまりの痛さに頭が真っ白になって、「キャーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎アーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎キャーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎」と絶叫。

お医者さんが、「痛みに夢中になっちゃってる!」とか言ってたのが聞こえて、「痛みの波がきたら、2回吸って吐いてしたら、大きく吸って息を止めてイキんでください!」と助産師さんが言ってたと思う。わたしは、たしか、あまりの痛みに叫び過ぎたことに「ゴメンナサイ、ほんとにゴメンナサイ」と謝っていたような。

そしてまた襲いかかる痛みの中、なんとか意識を保って言われたとおりにして、深呼吸を2回して、大きく息を吸ってから踏ん張る!!

まだ出てこない!!少し休んで、また襲いかかる次の痛みのときに、なんとか意識を保ちながら深呼吸2回して大きく吸ってイキム!!

イタイーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎

「キャーーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎」と叫ばずにはいられない。叫んではいけないと思いながらも、止められない。

そして、叫びすぎたのか、酸素不足になり、手が痺れて、過呼吸状態になってるとのことで、ビニール袋を口に当てて呼吸。わたしはその休みの時間に朦朧としながら質問。「もう頭出てきてますか?」と。そしたら、「イキんでるときにちょっと見えるよ!休むと見えなくなるけど!」って。頭が見えるところまできてるんだ!!希望があるからがんばれる!!!!

そして次の痛みの波がきたとき、もう1回!!!

やっぱりイタイーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎

「キャーーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎」とわたし。

「あとちょっと!!もう1回イキめなそうだったら休んで!!」と助産師さん。

1回休んで、また絶叫とともにイキムーーーー!!!!

そして、「んきゃーんきゃー」と聞こえる産声とともに、ついに、産まれました。

陣痛促進剤を打ってから産まれるまでは30分くらいの出来事でした。生まれた赤ちゃんはへその緒を切ってもらって、わたしの胸に赤ちゃんが来ました。

胸の上で、くったりしてる小さな小さな赤ちゃん。可愛い可愛い女の子の赤ちゃん。

「あーーーーー可愛い!!ほんとに可愛い!!!可愛い!!!⚪︎⚪︎⚪︎ちゃん、可愛いよ〜!!!」

そう繰り返し繰り返し言わずにはいれませんでした。

そして、激しい痛みの中、なんとか赤ちゃんを取り出してもらえたことに感謝の気持ちが抑えられず、お医者さんと助産師さんに何度も「ありがとうございました…ほんとにありがとうございました…弱音ばっかり言ってすみませんでした…ほんとにありがとうございました」と、「ありがとうございました」の嵐でした…。

そのあと、旦那さまと娘に携帯で出産の報告をさせてもらって、分娩室で1時間ほど休んだあと、横に運ばれてきた赤ちゃん。可愛くて可愛くて、写真いっぱい撮ったよ。2人目も、1人目と同じように可愛がれるか、産まれる前は不安もあったけど、産まれてみたら、ちょー可愛くて、不安は吹き飛びました。

それから、横でおっぱい求めて口をモグモグ、お布団もモグモグしちゃう赤ちゃんをしあわせな気持ちで眺めたよ。

産まれて来てくれて、ありがとう、赤ちゃん。

***

そんな陣痛から出産までの話でした。

それにしても、やっぱり親も旦那さんもいない出産は自分でも心細かったみたいで、出産のあと部屋でご飯を食べているときに、旦那さんと娘が会いに来てくれたとき、安心して涙が出ました。

そして、出産当日は子どもは同室できないので旦那さまに娘を連れて帰ってもらって、赤ちゃんは別室ってことで、ひとりの夜。

今回の出産は、母から聞いていた陣痛促進剤を使った出産の話とかなり同じところがありました。こんな痛い思いをしてわたしを産んでくれた母に想いをはせたら、また泣けてきたり。

2歳の娘を育て、0歳の娘を出産し、やっと分かりかける母の気持ち。母になってからしか、母の気持ちが分からない自分への寂しさも、少し感じました。

ひとりになると、しんみりしちゃうよね(最近お気に入りのUgly Bettyっていうドラマを観て、しんみり気分になっちゃったのもある)。

さてさて、何はともあれ、無事家族が1人増えたことに感謝!そして温かく見守ってくれてサポートしてくれた家族やお友達にも感謝の気持ちでいっぱいです。

旦那さまから娘を預かったあと、朝の診察が終わって、部屋で少し娘と粘土で遊んでから娘にライオンキングのDVDを見せながら、たまに娘の相手をしながら、ブログ更新し続けてみました。

赤ちゃんは、このあとの12時のミルクを吐かなければ、母子同室になるんだって。

赤ちゃんと娘との病院生活がこれからはじまるよ〜。

娘、赤ちゃんに優しくできるかな〜。

わたしもめちゃ忙しくなるのかな〜。

赤ちゃんが生まれて、家族4人になり、ますます賑やかになるのが楽しみです!楽しく明るい家庭を築くぞーっと、改めて思っています。

そんなこんなな、入院2日目の午前中でした。

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