新たな目標

新たな目標


ここのところの投稿で、「新しい目標ができた!」と言っているわたしだが、その目標とは、「IT業界の通訳者」である。会社を辞めて、翻訳者になろう!と志したときは、会社である程度専門知識を身に付けたし、英語は好きだったので翻訳は辞書さえあればなんとかできるんじゃないかと思っていたのだが、通訳者は夢のまた夢のような気がしていた。それが、最近、なんだか、急に自分でも通訳が目指せる範囲に入ってきたような気がしているのだが、それは単なる気のせいだろうか。

翻訳という仕事は、知的好奇心を満たしてくれる点もあるので、それなりに面白いのだが、やはり何か物足りなさがあるのは、わたしの性格によるものなのかもしれない。つまり、一日家に籠って誰とも話さずに過ごせたことに喜びを感じないというのが、わたしが会社を辞めたあとでずっと感じてきたモヤモヤの根本にある。

とはいえ、翻訳の仕事も続けるつもりである。翻訳の仕事は、じっくり時間をかけて自分の知識を増やしていけるところがいいところだ。最近の話で言うと、とある製品の翻訳でmagic packetというのが出てきたのだが、それがリモートでコンピュータに電源を入れるためのパケットであることを知って、面白かった。そういう知識を得られるのは、翻訳のいいところだ。

でも、やはり、もっと外に出たい。人と話したい。英語を使って人とコミュニケーションができる仕事がしたい。そういう思いがある。

最近お友達から、IT業界での通訳の話を聞くことが数回あり、専門知識があると通訳にも役立ちそうだと思ったことや、通訳と一言で言っても、同時通訳のようなよりハイレベルなスキルが必要な通訳と、会議での逐次通訳や、カンファレンスなどでの同行通訳など、比較的英語力がハイレベルではなくてもできる(とは言ってもハイレベルである必要はあるのだが)通訳があると知り、自分も通訳を目指すチャンスがあるのではないかと思えてきたのもある。

そんなわけで、今日は通信教育のテキスト2を終えた後で、テキスト3をやろうと思ったのだが、最近買った『「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由』という本を読んで、また通訳者を目指そうという勇気が湧いてきて、このブログでその目標を発表しちゃおうという気になった。

夢は口外しないほうが叶うという考えもあるが、目標は話して明確にすることでより達成しやすくなるという側面もある。

どちらの場合になるかは分からないが、これからはじまる挑戦にワクワクしている。何年後に通訳者になれるかは分からないし、けっこう時間はかかりそうだが、その様子をブログにアップするのもいいかもしれない気がしている。