エミネム聴きながら書いた話

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昔から、わたしはちょっとおかしかった。わたしの母は、わたしのおかしさに気づいていたものの、可愛い娘をどうにか普通に育てようとした。よいところは伸ばし、悪いところは叱り。ごくごく普通の母親だったのだと思う。ちょっと教育熱心なところはあったけれど。しかし、わたしは普通じゃなかった。母親はわたしを理解できずに苦しんでいたようだ。そして、今も苦しんでいるのだと思う。わたしも、普通になろうとして、なれなくて苦しんだ。できることなら、普通に生まれたかったさ。でも、どうやったって普通にはなれなかった。

でも、その一方で、普通になろうとする自分もいた。そして、中途半端な自分が出来上がってしまったんだ。普通でもない、ものすごくおかしいわけでもない。

普通ってなに?とは思うけどね。でも、なんとなく、あれ、普通と違うな…って思う、その感覚。それ、普通って。人が「普通」だと思うことが「普通」。

そろそろ、中途半端な自分も、普通になりたいのか、おかしくなりたいのか、はっきりさせるべきだ。はっきりしなければならないのなら、わたしはおかしくなるほうを選ぶ。

でも、娘にはわたしのせいでおかしくなってほしくはない。だから、名前だって、突拍子もないのはつけなかった。自分でおかしい道を選ぶなら止めないけれど、できれば普通に平凡で幸せな人生を歩んでほしいと思うのが、親心なのかもしれない。理想とは違うのが大半だと思うけど。

いまだ会えない母に次会うときは、あたしは、ほんもののおかしい人間になっていたい。おかしい人間も、あるところまでいけば、親だって諦めもつくってもんだ。

P.S. もし今日の投稿を読んで心配された方がおりましたら…元気ですので、ご心配なく☆悲しみは、わたしの動力源です。